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アルバルク東京、渋谷区長を表敬訪問 「次につながるシーズンだった」と報告

(左から)A東京マスコット・ルーク、長谷部健渋谷区長、トヨタアルバルク東京・林邦彦社長、伊藤琢磨ヘッドコーチ、伊藤大司選手

(左から)A東京マスコット・ルーク、長谷部健渋谷区長、トヨタアルバルク東京・林邦彦社長、伊藤琢磨ヘッドコーチ、伊藤大司選手

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 男子プロバスケ「Bリーグ」アルバルク東京(A東京)の選手たちが6月1日、長谷部健渋谷区長を表敬訪問した。

選手のサイン入りユニホームを受け取った長谷部区長

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 今シーズンから渋谷区をホームタウンとし、国立代々木競技場第二体育館(渋谷区神南2)をホームアリーナとして活用したA東京。レギュラーシーズン60試合を44勝16敗で終え進出したチャンピオンシップはベスト4という結果で終えた。

 渋谷区役所を訪れた伊藤大司選手は、シーズン前に渋谷センター街・バスケ通りで行ったパレードを「そう経験できることではない。試合くらいアドレナリンが出て、選手たちもテンションが高かった。いい経験させていただいた」と感謝を口にした。区内にチームのポスターが掲出されているのを目にする機会や声を掛けられることが増えたこともあり、「日本の中心、東京・渋谷でプレーできるのはうれしかった」と笑顔を見せた。

 同体育館23試合を含むホーム戦28試合の総観客動員数は6万9539人と前年度比148.9%と大幅に増えたA東京。「ファンの方の声援をじかに感じるようになった。試合中もガッツポーズや雄たけびをファンの方に向けてやろうというのは自然と身に付いた」と言い、長谷部区長に「プロになったと感じたか」と問われ、「はい」と大きくうなずいた。

 伊藤琢磨ヘッドコーチも「最後の試合はファンの方たちの応援も一体となっていて一番すごい盛り上がりだったし、バスケットの内容も素晴らしかった。ファンの方も含めた皆で一緒に戦っているという風に思え、企業チームからプロに変わったのを感じられた。次につながるシーズンになった」と振り返った。

 同じく渋谷区を拠点とするサンロッカーズ渋谷との「渋谷ダービー」を観戦した長谷部区長は「どっちを応援しようかすごく迷った」と笑いながら、「渋谷で盛り上がっているのがうれしかった。もっといいアリーナ欲しいね」と冗談交じりに話した。琉球ゴールデンキングス(琉球)や秋田ノーザンハピネッツの「ホーム(の盛り上がり)がすごい。あれをつくりたい」と期待を込めると、チームを運営するトヨタアルバルク東京(文京区)の林邦彦社長は琉球との開幕戦を引き合いに「試合は勝ったが応援合戦では惨敗したかたちだった。来シーズンはファンの方たちと『こういう応援どうかな』と相談しながらやっていけたら」と展望した。

 長谷部区長は、区内に会場がある2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、「応援する側が成熟できていない。チェアアップする文化はかなり意識を上げていといけない」と課題も挙げ、昨年末に区の若手職員が区のシンボル「ハチ公」にちなんだ「ハチ公八本締め」を「シティプライドを表すものになると思うので、勝ったらやってほしい」と薦めた。

 大司選手は今シーズンのチームを「開幕戦、(2チーム計11人が退場となった)千葉ジェッツ戦、(田中大貴選手と広瀬アリスさんの)熱愛スクープなど、何かと世間を騒がすチームだった」と表現し、「(チームの)名前を知ってもらえたとは思うがバスケで結果を残したかった。リーグ、チームにとっても2年目はすごく大事。それぞれが工夫してもっと盛り上がるようにやっていかなくては」と意欲を見せる。「選手としては結果を残して注目を浴びたい」とも。

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