スパイラル（港区南青山5、TEL 03-3498-1171）3階のホールで5月1日～4日、若手クリエーター100組が参加するアート・フェスティバル「SICF（スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル）17」が開催される。

出展クリエーターの作品の一部

　「次代を担う若手クリエーターの発掘」を目的に2000年にスタートした同フェスは、公募形式のアート・フェスとして毎年ゴールデンウイークに開催している。

　絵画や映像、音楽、ファッション、クラフト、インスタレーション、メディアアートなど幅広いジャンルの若手クリエーター100組が出展し、4日間を2期間（1日・2日、3日・4日）に分けて各期間50組ずつ作品を展示。ブースにはクリエーターが常駐し来場客にプレゼンするほか、一部販売もする。

　参加クリエーターの中から、グランプリ・準グランプリなどを決めるほか、来場客の投票で決めるオーディエンス賞などを選出する。審査員は、東京芸術大学大学院映像研究科教授でNHKEテレ「2355・0655」プロデューサー岡本美津子さん、ファッションブランド「シアタープロダクツ」プロデューサーの金森香さん、横浜美術館・主任学芸員の木村絵理子さんら。会場では、過去の受賞者と今回の審査員によるクロストークや学生に向けたトークなども展開する。

　場内には「SICFカフェ」もオープンし、審査員の1人で雑貨ブランド「SLOW LABEL」ディレクター栗栖良依さんがプロデュースするジェラート「SLOW GELATO」（400円）を販売する。

　開催時間は11時～19時。入場料は1日券700円で、初の試みとして学生は事前登録で入場無料にする。期間中、2階「エスプラナード」などでは、昨年の「SICF16」受賞者の新作展も併同時開催する。