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渋谷パルコで奇譚クラブ10周年展 600体超使う「フチ子だらけの部屋」も

10年間で発売した全カプセルトイを歴代順に並べている

10年間で発売した全カプセルトイを歴代順に並べている

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 渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)3階の「パルコミュージアム」(TEL 03-3477-5873)で現在、フィギュア玩具を手掛ける「奇譚(きたん)クラブ」(恵比寿2)の10周年展が開催されている。

フチ子フィギュア600体以上を飾る「フチ子だらけの部屋」

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 2006年9月、玩具メーカー「ユージン」(現・タカラトミーアーツ)から独立した現社長の古屋大貴さんらが設立した同社。漫画家タナカカツキさんと共同開発した「コップのフチ子」や、生物フィギュアレーベル「ネイチャーテクニカラー」(現在『いきもん』に分社化)、「土下座ストラップ」など15歳以上を対象としたカプセルトイを手掛けていることで知られる。

 同展では、10年間で発表したカプセルトイ商品2500種類以上を歴代順に並べるほか、来年1月~2月に発売予定の商品サンプルも披露。「ネイチャーテクニカラー」の「南極」「サバンナ」を使って制作したジオラマなども並ぶ。

 累計1000万個を突破した「コップのフチ子」エリアには、同展のメーンビジュアルの原画をはじめ、「ふなっしー」とコラボしたフチ子の原画などタナカさんが描いたイラストを展示。「フチ子だらけの部屋」は、フチ子フィギュア600体以上、フチ子柄の壁紙やカーテン、千鳥ヶ淵の景色をのぞく窓などを設ける。

 同社が各地で開いてきた「大人のフィギュア展」エリアには、同社のイベント最多となるカプセルトイマシン177台を設置し、120種類ほどの商品をラインアップ(1回200円~)。展覧会限定商品として、月桂(げっけい)冠を頭に載せたワンピース姿の「ミニフチ子」が入ったカプセルトイを持っている「奇譚クラブ10周年のフチ子」(1回500円)も用意する。場内には、同デザインのフチ子のフィギュアを置いたフォトスポットも設置している。

 12月23日(16時30分~)には、古屋さんとタナカさんに加え、「土下座ストラップ」の原案者であるマルチクリエーティブカンパニー「ザリガニワークス」(神宮前4)、「世界のパンチラ」などの原案者でフィギュアイラストレーターのデハラユキノリさんを招いたトークショーを開く。

 設立当初はフィギュア製造の下請けから始まったこともあり、古屋さんは初の自社商品「ネイチャーテクニカラー『海洋I』」が「思い出深い」といい、初の芸人シリーズとなった江頭2:50さんとのコラボ、「尊敬している」という岡本太郎とのコラボなども印象に残っているという。「10年やるとこんなになるのか」と振り返る。

 「『カワイイ』でも『すごい』でもなんでもいいので刺激を与えられて心を動かせる、これまでにない商品を作っていきたい」と意欲を見せる古屋さんは「作り手が楽しんで作っているので、その熱を感じてもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~21時(最終日は18時まで、入場は閉場の30分前まで)。入場料は、一般500円、学生400円ほか。今月27日まで。

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