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恵比寿に伝統工芸品店「美善」-備前焼・伊賀焼中心に

骨董(こっとう)品店で購入したたんすや和紙貼りの照明、備前焼の椅子を配する店内

骨董(こっとう)品店で購入したたんすや和紙貼りの照明、備前焼の椅子を配する店内

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 恵比寿西一丁目交差点近くに10月26日、伝統工芸品店「美善 be zen」(渋谷区恵比寿西1、TEL 03-6455-0408)がオープンした。

通りから少し奥まったところに位置する店舗

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 20年来の備前焼コレクターである神戸在住の伊藤寛さんが、「良いものを伝承していきたい」と開いた。革製品店「sot」に隣接する3坪ほどの場所に開いた同店は、什器には骨董(こっとう)品店で購入したたんすなどを使うほか、備前焼の椅子などを配置し、和紙貼りの照明をつるすなど和風な雰囲気に仕上げた。

 現在は、備前焼と伊賀焼を中心にそろえる。備前焼は伊藤さんの友人でもある末石泰節さんの作品が中心で、直径20センチほどの丸皿(5,250円)や香炉(3万1,500円)、「左馬」を書いた茶わん(3,150円)、2層の土で模様を付けたグラス(5,250円)、小ぶりの鉢(1,575円~3,150円)など。備前焼はオーダーメードも1個から受け付ける。

 伊賀焼は、1人用の鍋(4,515円)や3~4人向けの鍋(1万2,600円)、とっくり(5,775円)、おちょこ(2,625円)ほか。姫路の「明珍風鈴」の火箸を使った風鈴(8,400円)のほか、今後はガラス製品、漆器なども扱う予定。商品は店長の鈴木真弓さんら女性スタッフがセレクトしている。

 オープン後は30代以降の主婦やカップル、通行者が立ち寄っているという。鈴木さんは「女性目線で、普段使いしやすいものをセレクトしている。敷居が高いイメージがあるかもしれないが、『いろいろある』ということ知っていただき、身近に感じていただければ。20代の若い方や外国人の方にも見ていただきたい」と話す。「飾っておくものではなく使うもの。プレゼントなどにも向いている」とも。

 営業時間は12時~18時(土曜・日曜・祝日は19時まで)。12月8日には同店主催で、陶芸家を招き伊賀焼の鍋を使った料理のデモストレーション(先着10人、参加費3,500円、予約制)を開くなど、イベントも行っていく。

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