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原宿にキッチン&ライブラリー「IKI-BA」-「粋」がテーマのコミュニケーションの場に

店舗外観。「シンボルツリー」(左手)などを配すガーデンも用意する

店舗外観。「シンボルツリー」(左手)などを配すガーデンも用意する

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 原宿にキッチンとライブラリーを併設した「IKI-BA(イキバ)」(渋谷区神宮前3、TEL 03-6447-2457)がオープンして1カ月がたった。経営は流石創造集団(神宮前1)。

日本文化や「いき」に関する古書や「希少本」をそろえる2階

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 「粋」をテーマに、「食と知への好奇心を刺激する新しい場の提案」を行う同店。店舗面積は約72坪(ガーデンを含めると約96坪)。席数は、1階=スタンディングをメーンに15席、2階=約20席、ガーデン=約50席を用意。全席喫煙可。店内壁面は白を基調にするほか、木目のカウンターテーブル、椅子を配置。ガーデン・2階のインテリアはロサンゼルスやポートランドから輸入したものを使う。

 1階は4つのスタイルのカウンターバーを展開。「RICE BAR」のほか、新潟・玉川堂の鎚起銅器の酒器で提供する日本酒を集めた「SAKE BAR」、日本のビールなどを用意する「SMOKE BAR」。飲食店出店に取り組むチーム・個人が期間限定で出店する「チャレンジキッチン」は、飲食店プロデュース・コンサルティングを手掛けるカゲン(世田谷区)社長でスクーリング・パッドレストランビジネスデザイン学部長の中村悌二さんがプロデュースした。

 ガーデンには、都市開発の中で伐採され一度は捨てられたクスノキを「シンボルツリー」として置くほか、キッチンカーも配置。今後カレーなどのテークアウトも始める予定。2階はライブラリースペースで、江戸時代の書籍など日本文化や「いき」に関する古書や「希少本」を和書・洋書共にそろえる。同フロアでは、アクセサリーのほか、シガーやパイプたばこ、キセルなども販売する。

 国内各地の食材を中心に使う料理は、新潟・かやもり農園のコシヒカリを使った「おむすび」(2個、400円)や「旬のいろいろ野菜と卵のおでん」(500円)、「イカゴロセロリ黒七味風味」(700円)、飯・みそ汁・主菜・漬物が付く「IKI-BA定食」(900円)、「アロハカレー」(800円)など。ドリンクはコーヒー、紅茶、緑茶(以上400円)、ジャパニーズグラッパ(900円)、「菊水純米酒」(500円)、「ふなぐち菊水一番しぼり」(600円)、「節五郎元緑酒」、ウイスキー、カクテル(以上900円)など。

 客単価は、ランチ=1,250円前後、ディナー=2,500円前後。いずれも食券でオーダーし、2階・ガーデンを含め好きな席で飲食できる。

 2階ライブラリスペースでは2月10日、真打ち・桂歌助さんを招き「粋場寄席」を開く。開場18時30分、開演19時。参加費は3,000円(ワンドリンク付き)。定員28人。メールや電話で予約を受け付けている。

 オープン後は20~40代を中心に、近隣ショップの店員、美容師、ビジネスマンなどの来店が多いという。スタッフの西岡佳胤(よしたね)さんは「いろいろ世代の方が『粋』をテーマに集まり、お客さま同士が世代を超えて気軽にコミュニケーションできる場所になれば。粋な文化を発信していきたい」と話す。

 営業時間は11時30分~23時。月曜定休。

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