渋谷の熱帯植物園に「カブトムシ広場」-区内の児童らが触れ合い体験

渋谷区ふれあい植物センターで始まった「カブトムシ広場」。普段目にすることの少ないカブトムシとの触れあいを楽しむ子どもたち

渋谷区ふれあい植物センターで始まった「カブトムシ広場」。普段目にすることの少ないカブトムシとの触れあいを楽しむ子どもたち

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 渋谷区ふれあい植物センター(渋谷区東2、TEL 03-5468-1384)で7月28日、カブトムシとの触れあいイベント「カブトムシ広場」が始まった。

「巨大虫かご」の中でカブトムシと触れあう子どもたち(関連画像)

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 2004年4月に開園した同施設は553.2平方メートルの敷地面積内に、熱帯植物を中心に500種の植物が育つ熱帯植物園。園内には「春の小川」と呼ばれる小川が流れ、水生生物の水槽展示なども行う。

 2007年から始まった夏恒例の同イベント。同施設の森山里菜さんは「地元の幼稚園生や小中学生を中心に、友人同士や親、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に1日50人前後が遊びに来る」と話す。

 期間中、施設内の展示ホールに「巨大虫かご」を作り、その中に同施設でふ化させ飼育したカブトムシと、千葉県匝瑳(そうさ)市から取り寄せたカブトムシ計300匹を放っている。来場した子どもたちは、その中で動き回るカブトムシを観察し、直接触れることができる。

 渋谷区在住のマイケルくん(小学1年)は「触るのは初めてだったが、すぐに触れた。カブトムシがたくさんいて面白かった」と笑顔で話していた。

 昨年も遊びに来たという同区在住のたくまくん(小学6年)は「来る時は1人だけど、(ここで)みんなと仲良くなる。また遊びに来るつもり」とイベントを気に入っている様子。

 森山さんは「最初来た時は泣くほど怖がっていた子が、また来た時に触れるようになり、『持てるよ!』と見せてくれたり、遊んで楽しんでくれたりしているのがうれしい」と話し、「渋谷に住む子は、自然に触れる機会が少ない。カブトムシに触れて自然や生き物に対する親しみを持ってもらえたら」と来園を呼びかける。

 開園時間は10時~18時(カブトムシ広場は10時~17時)。入園料は100円。月曜休園。8月16日まで。

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