第一園芸、本店を外苑前に移転-著名フラワーアーティストが監修

店内「販売スペース」の様子

店内「販売スペース」の様子

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 生花店大手の第一園芸(本社=品川区)は9月5日、外苑前駅近くの新築オフィスビル「青山OM-SQUARE」(港区北青山2)1階に「本店」(TEL 03-5772-8701)を移転リニューアルオープンした。

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 1951年設立の第一園芸は、1974年に青山・こどもの城近くの「青山フラワービル」(渋谷1)1階に本店を開設、花束や観葉植物の鉢植えや、結婚式などの装花ケータリング事業などを展開してきた。伊勢丹新宿店やホテルオークラ東京など、現在全国に約25店舗を展開する。

 本店は、旧店舗があった青山フラワービルの解体に伴い一時閉店、青山OM-SQUAREが完成する7月まで、表参道の仮店舗で営業を続けていた。

 リニューアル後の内装は、インテリアデザイン事務所「スーパーポテト」代表で、高級ホテルなどの商業空間デザインを多く手掛けてきたインテリアデザイナー杉本貴志さんが担当。全面ガラス張りのファサードが特徴で、店内には大きな岩を加工して作った受付カウンターを設け、墨を塗り込み黒くした古木を壁面の随所にあしらい、花が黒の背景に映えるよう工夫した。店舗面積は254.92平方メートル。

 店の総合監修はベルギーのフラワーアーティスト、ダニエル・オストさんが務める。生花の品質管理を行うために温度調整された「生花セラー」では、バラやカーネーションなど100種類以上の生花を管理。鉢植えの観葉植物や雑貨などを扱うスペースでは、高さ2メートル近いユニークな観葉植物や花の色合いを長期間保持できる特殊なフリーズドライ加工を施したアイスフラワーなどを扱う。

 フラワーアレンジなどを行う多目的スペースでは今後、生け花のフラワーレッスンや花の展覧会などを行う予定。店頭では、オストさんから直接指導を受けたデザイナーが花束の組み合わせなど専門的なアドバイスを来店客に行うサービスも。

 営業時間は10時~20時。

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