サイバーエージェント、「着せ替え型」ファッションSNSが好調

「プーペガール」トップページ。従来なかった「かわいらしい」アバターが女性ユーザーに人気だ

「プーペガール」トップページ。従来なかった「かわいらしい」アバターが女性ユーザーに人気だ

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 サイバーエージェント(渋谷区道玄坂1)は今年2月に開設したファッション特化型のSNS「プーペガール」が好調だ。

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 「プーペガール」は、自身の電子ボディー(アバター)を使い着せ替えなどが楽しめるユーザー参加型サービス。ブログメディア「アメーバブログ」の関連サービスとしてスタートし、20代女性を中心としたユーザーから「高い支持を集めている」(同社)という。

 同サービスの特徴は、ユーザーが実際に持っている服や小物の画像データをブランド別に投稿、代償にアバター用のアイテムと専用の仮想通貨「リボン」がもらえるゲーム感覚のシステム。ユーザーはアイテムを集めることで独自のアバターファッションを披露できるほか、投稿画像から成るブランドデータをもとに情報交換することもできる。同社広報担当者は人気の理由について「『着せ替え』という従来にない手法が遊び感覚で受け入れられている」と話す。

 ゲームなどに用いられる従来のアバターと違い「女性にも受け入れられる」かわいらしいアバターを起用したのも同サービスの特徴。人形のようなガーリーなボディーに、服や帽子、バッグ、めがね、アクセサリーなどさまざまなアイテムを着せ替えられるほか、服はキャミソール、チュニック、コートなどの重ね着も可能。季節限定アイテムとして浴衣や水着などを限定数で出品したところ「飛ぶように売れた」(同前)ことも。アバター用のアイテムは仮想通貨「リボン」でやりとりされ、サイト内のフリーマーケットに高額で出品されることもあるという。

 こうした中、投稿されたアイテム画像から成る「オシャレ辞典」の蓄積データ数は現在4千ブランド計100万点に上るといい、人気ブランドの最新データベースとしても活用できる。アクセス数はサービス開始後、月間増加率120%で推移するなど「20代女性を中心にクチコミで急速に人気が広まっている」(同社)。会員1人当たりの閲覧ページ数は1日150ページに上り、アクセス数は月間約6,000万PVを数える。

 同社では今後も同サービスの成長を見込み、課金システムの導入や人気ファッションブランドとの提携などサービスを拡充していく考え。

プーペガール

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