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渋谷のバーで被災地の食材を使ったカクテル-第3弾は茨城県産トマト

茨城県や福島県など被災地の食材を使ったカクテルを提供。写真はマネジャーの友井靖幸さん(左)とバーテンダーの吉田弘子さん(右)

茨城県や福島県など被災地の食材を使ったカクテルを提供。写真はマネジャーの友井靖幸さん(左)とバーテンダーの吉田弘子さん(右)

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 渋谷・円山町のバー「Bar NOI(ノイ)」(渋谷区円山町、TEL 03-3770-5477)は4月22日から、茨城県産のトマトを使ったカクテル「茨城県産フレッシュトマトのサングリア」を提供している。

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 東日本大震災を受け、「バーとして何かできないか」と考えていたところ、マネジャーの友井靖幸さんがフレッシュフルーツや野菜を使ったカクテル作りが「得意」だったことから、被災地の食材を使ったカクテルの提供を考案した。22日から提供する同メニューは第3弾となる。

 食材として使用するのは青森県・宮城県・岩手県・福島県・茨城県・千葉県の6県の野菜や果物。各地の食材が不足する中、アンテナショップやインターネットなどで調べた市場などへ足を運び、食材を調達している。第1弾(今月1日~)は青森県産のリンゴを使い、パッションフルーツと合わせた「青森リンゴとカンパリのフローズン」(945円)と青森県産リンゴのジュースとフランスのハーブリキュールを合わせ、仕上げに桜のリキュールを加えた「hanikami(ハニカミ)」(840円)を提供。第2弾(同14日~)は福島県産のイチゴをテキーラと合わせた「フクシマサンライズ~イチゴとハーブのフローズン~」(945円)。

 第3弾「茨城産フレッシュトマトのサングリア」(840円)は、トマトとレモンの果肉をテキーラや数種のリキュールに漬け込んだものをベースに、赤ワインなどを加えるなどし「トマトのフルーティーさ」を際立たせた。今後も各県のカクテルを順次提供していく。各カクテルと同店の売りでもあるギネスビールの売り上げ1杯につき100円を義援金として寄付する予定で、経過などは同店のブログなどで定期的に報告する。

 提供開始後は、スタッフが勧めずともカクテル注文客の9割ほどが被災地の食材を使ったカクテルをオーダーしているという。中には「同じメニューをお代わりする人」も。「普段通り飲みに来ていただいて、今回のカクテルがあることを知っていただき、私たちの気持ちを感じてもらえたら」と同店バーテンダーの吉田弘子さん。

 営業時間は19時~翌3時(金曜・土曜・祝前日は翌5時まで)。日曜定休。

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