原宿に横尾忠則さん公式ショップ-ポスター原画「未完の清志郎」展示も

金沢21世紀美術館での個展以来、東京では初公開となる横尾忠則さんの「未完の清志郎」(2009年)

金沢21世紀美術館での個展以来、東京では初公開となる横尾忠則さんの「未完の清志郎」(2009年)

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 1960年代から活躍を続ける現代美術家・横尾忠則さんのオフィシャルショップが4月22日より、原宿「ラップネットシップ」(渋谷区神宮前1、TEL 03-5411-3330)に期間限定でオープンしている。

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 1936(昭和11)年兵庫県生まれの横尾さんは、神戸新聞社、日本デザインセンターなどでポスターデザインなどを手がけて独立。1967(昭和42)年に寺山修司主宰の天井桟敷に参加して、美術を担当した。グラフィックデザイナーとして第一線で活躍するも、1980(昭和55)年に見た「ピカソ展」に衝撃を受けて画家を宣言。以来、美術家として幅広い作品制作を手がける。ラップネットでは1994年、ラフォーレミュージアム原宿で横尾さんの個展を開催した。

 同店では、横尾さんがコラボするファッションブランド「BOHEMIANS(ボヘミアンズ)」の新作アパレル約30アイテムを中心に、ポスター、版画などの平面作品から、バッジ、ストラップ、マウスパッド、マグカップなどの関連グッズまでを幅広く販売する。

 併せて、昨年8月にラフォーレで開催した「個展 忌野清志郎の世界」で横尾さんが手がけたポスター原画「未完の清志郎」も展示。横尾さんは2007年、ジョン・レノン音楽祭での楽屋で忌野さんから「何か一緒に仕事をしましょう」とオファーを受けていたという。その後、ラップネットの企画担当者からの依頼を受け、故・忌野さんの個展用ポスターを制作。「横尾さんは2007年に『隠居宣言』をされていて、デザイン業を一切辞めていたが、清志郎さんの個展のポスターということで特別に引き受けていただけることになった」(ラップネットシップ広報担当者)とも。

 営業時間は12時~20時。入場無料。5月9日まで。

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