渋谷で「デヴィッド・リンチ監督」特集上映-最新作含む3作品

映画「マルホランド・ドライブ」より©2001 STUDIO CANAL / A CO-PRODUCTION OF LES FILMS ARAIN SARDE, STUDIO CANAL,PICTURE FACTORY

映画「マルホランド・ドライブ」より©2001 STUDIO CANAL / A CO-PRODUCTION OF LES FILMS ARAIN SARDE, STUDIO CANAL,PICTURE FACTORY

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 シアター・イメージフォーラム(渋谷区渋谷2、TEL 03-5766-0114)は11月24日より、映画「マルホランド・ドライブ」などで知られる鬼才デヴィッド・リンチ監督の特集上映を行う。

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 謎のビデオテープに端を発し、妻殺しの容疑に追われる男の悪夢を描いた「ロスト・ハイウェイ」(1997年)から10年、デヴィッド・リンチ監督が一貫して描いてきた「夢」の世界を、新作を含む3本のアイコン的作品で振り返る。特集タイトルは「IN DREAMS(イン・ドリーム)」。

 「ロスト・ハイウェイ」は、妻とともに平穏に暮らす主人公のサックス奏者が、謎のメッセージから強迫観念の世界に巻き込まれるリンチ監督の真骨頂的作品。カンヌ国際映画祭監督賞も受賞した代表作「マルホランド・ドライブ」(2000年)は、ハリウッドを舞台に記憶喪失の女と女優志願の女が繰り広げる悪夢の物語。ロスト・ハイウェイで1人2役を演じたパトリシア・アークエットさんと同様、同作でも主演のナオミ・ワッツさんが状況も気質も違う2役を演じ分けている。

 上映作品のうち最も新しいのが、マルホランド・ドライブ以降、リンチ監督約5年ぶりとなる最新作「インランド・エンパイア」(2006年)。ポーランド映画「47」のリメークで、日本では今年7月に公開。リンチ監督の作品では「ブルーベルベット」(1986年)、「ワイルド・アット・ハート」(1990年)などの出演作でも知られるローラ・ダーンさんが、トラブルに巻き込まれたハリウッド女優役を演じ、現実と映画の世界が交錯した不条理世界が描かれる。

 定員入れ替え制で、鑑賞料は一般=1,500円、学生=1,200円ほか。11月30日まで。

シアター・イメージフォーラム

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