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アルバルク東京、チャンピオンシップ準決勝は千葉Jと 「速い展開」に警戒

古巣対戦となるセバスチャン・サイズ選手©ALVARK TOKYO

古巣対戦となるセバスチャン・サイズ選手©ALVARK TOKYO

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 Bリーグ・アルバルク東京が5月18日、週末に迫ったチャンピオンシップ(CS)準決勝に向けて意気込みを語った。

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 今月12日に始まったCSは、レギュラーシーズン60試合を勝ち抜いた8チームがトーナメントで優勝を目指している。東地区2位(42勝18敗)のA東京は西地区2位の島根スサノオマジック(以下、島根)を下し準決勝に駒を進めた。

 対戦相手はレギュラーシーズンを53勝7敗と地区・リーグ1位の成績を残している千葉ジェッツふなばし(以下、千葉J)。速い展開のバスケットを強みとし、平均得点はリーグトップの87.9点をマーク。リバウンドは平均40本でリーグ3位、3ポイント(P)シュートの成功確率は35%で6位など複数の項目で上位に入っている。

 デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(HC)は「速い展開をいかに止められるかが一つの鍵になる」と警戒し、守備で「スローダウンさせて主導権を握る」ことを要点に挙げた。ベンチから出場することが多いが、平均得点17点を記録しているクリストファー・スミス選手の3P(レギュラーシーズンの成功確率はリーグ2位の43.8%)と、千葉Jの「モーター」と表現し「彼が乗るとチームが勢いに乗る」としてスピードが速く得点力も高い富樫勇樹選手をキープレーヤーに挙げた。

 千葉Jの守備面に関しては「運動能力が高い選手も多くアグレッシブに仕かけてくる」と評価し、間合いを詰められた際に「力強く攻め気を持ってアタックすること、状況判断を的確にしてシュートで終わることが大事」とも。A東京はインサイドの外国籍選手を強みとするなか「インサイドで得点・主導権を握れたらリズムに乗れる。いかに得点を取れるかが鍵」とも。

 千葉Jにはレギュラーシーズン終盤に連敗しているが、「1対1で負ける部分が顕著に出た」と振り返った安藤周人選手。A東京は平均失点数が71点とリーグトップを誇っていることもあり「ディフェンスの部分は負けちゃいけない」と力を込め、「一人一人がちゃんとディフェンスすれば止める事ができると思うし、ヘルプポジションなどチームディフェンスの話しもできている」と週末に向けて「かなり良い準備ができている」と手応えをうかがわせた。

 リーグ終盤にけがしたジャスティン・コブス選手や島根戦で負傷したライアン・ロシター選手の出場が「試合直前に判断するので何とも言えない」(アドマイティスHC)なかではあるが、安藤選手は「メンバーがそろわず苦しい状況だが、島根に勝ち切れたので何も心配していない。準備してきたことをぶつけたい」と話した。

 けが人で言うと、ヘルニアで長期離脱していた田中大貴選手が島根戦直前に故障者リストから外れ、ベンチ入りを果たした。試合に出場こそしなかったが、安藤選手は「タイムアウト明けやハーフタイムなどにアドバイスをすごくくれて助かった」と心強さを感じた様子だった。田中選手に代わり現在はザック・バランスキー選手がキャプテンを務めていることもあり「あんまり大貴さんが言うことはない」と言うが、「CSはなかなか出られるものじゃないから悔い残らないようにバスケをしてほしい」とチームメートに伝えていたことを明かした。

 千葉Jに所属していた経験があるセバスチャン・サイズ選手は「共に戦った仲間でもあるが今回は敵なので、対戦相手が誰であろうが強い気持ちで戦い抜けば結果は付いてくる」と話した。

 試合は今月20日~22日の予定で、2戦先勝で決勝進出となる。

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