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Dragon Ashの楽曲をカレーに 西武渋谷店「偏愛食堂」で限定提供

プロデューサーのカレー細胞・松宏彰さんさんとDragon Ashの桜井誠さん

プロデューサーのカレー細胞・松宏彰さんさんとDragon Ashの桜井誠さん

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 一つの料理を極めた「編人」がプロデュースする西武渋谷店(渋谷区宇田川町)A館8階の飲食店「偏愛食堂」が現在、ミクスチャー・ロックバンド「Dragon Ash(ドラゴンアッシュ)」とコラボレーションしている。西武百貨店開店55周年企画の一環。

「I LOVE HIP HOP」をから着想したカツカレー

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 期間中、参加するカレー店のシェフが選んだドラゴンアッシュの楽曲から想起し作ったカレーを提供している。「楽曲を作る時とカレーを作る時の脳の使い方が同じだという人が多かった」(プロデューサーのカレー細胞・松宏彰さん)ことと、同バンドのドラム・桜井誠さんは料理が得意でフェスで飲食ブースを出店するほかスパイス料理番組のMCを務めるなど「カレー好き」であることから同企画が誕生。渋谷は「カルチャーミックスな街」であることから、カレーとの親和性が高いとも考えた。

 第1弾として提供するのは、八丁堀のカレー店「Japanese Spice Curry WACCA」が「I LOVE HIP HOP」から考案したカツカレー(1,980円、4月3日まで)。以降は、4月4日~10日には、大阪を拠点に間借りやイベント出店などをしている「堕天使かっきー」が、「静かな日々の階段を」をモチーフにしたカレー(2,200円)、同11日~17日には福岡のカレー店「Curry 6Cafe Afterglow」が「FANTASISTA」をモチーフにしたカレー(2,750円)の提供を予定する。店内ではドラゴンアッシュの曲を流すほか、カレーの元になった楽曲のミュージックビデオを見ながら食べられるようQRコードを案内するなどしている。

 併せて、桜井さんも楽曲からメニューを考案した。当初はカレーを作る予定だったが、各シェフの「本気度と完成度が高かった」ことから、「普段はやらないことにチャレンジしよう」とスイーツを企画。「食べておいしかった・楽しかったということに加えて、風化させない、何か気づきがあるように」という思いを込めて、東日本大震災からの復興をテーマに制作した楽曲「光りの街」をモチーフに選んだ。光をイメージした白いミルクアイスに、ピスタチオやアーモンドで「新たな希望の大地」を、そこから芽吹く草木をミントで表現するなどした「ピュアミルクアイス クリームチーズ添え」(880円)を作った。「すっきりするように」とカレーの後に食べることも考えたという。

 桜井さんはテレビ番組の企画でスパイスからカレーを作る工程を見た際に驚き「作ってみたい」と思ったことをきっかけにカレーに「はまった」。「(カレー作りは)曲を構成する感覚と似ていて没入しやすい。楽器一つ一つに役割があるのと同じようにスパイス一個一個に役割りがあって、カラーの付け方が似ている」と話す。「自分たちで作った曲を掘り下げることは取材とかでするが、リスナーとして聞いてくれた方が楽曲を解釈・そしゃくして料理に落とし込むと全然違うものになる。曲をテーマに料理を作ることはなかなかなかったので不思議な感覚」と話し、完成したカレーはまだ全種類食べていないことから「僕自身が一番楽しみ」と笑顔を見せる。「こういう企画が無ければ生まれてこなかったメニューなので、難しく考えずに、単純においしいカレーを召し上がっていただきたい」と呼びかける。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~22時(土曜・日曜は11時~22時、4月3日・10日・17日は21時まで)。4月17日まで。

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