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アルバルク東京、新ヘッドコーチ迎え2022-23シーズンに向け始動へ

(左から)新加入したジャスティン・コブス選手と藤永佳昭選手

(左から)新加入したジャスティン・コブス選手と藤永佳昭選手

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 アルバルク東京(以下、A東京)のBリーグ2022-23シーズンを戦う新体制が整い、8月7日(予定)に始動する。

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 3季連続でコロナ禍の影響を受けた昨シーズンのBリーグ。A東京は試合が中止になったり、けが人に苦しんだりしながらも、レギュラーシーズン53試合を39勝14敗東地区3位で終え、チャンピオンシップ進出を果たしたものの、フルメンバーで戦えなかったこともあり初戦敗退した。

 2年連続優勝に導くなどA東京を5季率いたルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)が契約を1年残しながらも退任したなか、選手として代表チームでプレーした経験もあり代表監督を務めた経験も持つリトアニアのデイニアス・アドマイティスさんを新たにHCに迎え、これまで培ってきた「個ではなくチーム力でゲームを支配するスタイル」などを継承し3度目の優勝を目指す。トップアシスタントコーチは変わらないが、アシスタントコーチ(AC)にはラトビアのウーヴィス・ヘルマニスさん、AC兼スキルコーチには昨シーズンまでBリーガーとしてプレーしていた山口祐希さんらも新たに迎えた。

 さらに、ここ数シーズン「けが人の多発により、ベストコンディションでのベストメンバーで臨めた試合が非常に少なく、まずはコンディション作りが最重要事項」(トヨタアルバルク東京林邦彦社長)と、スポーツパフォーマンスグループを組織化し、メディカルやストレングスの方針策定・実行、緊急時の即時対応を組織で行える体制も整えた。

 選手は12人と契約。リーグ屈指の選手である田中大貴選手、昨シーズンのリバウンド王に輝いたセバスチャン・サイズ選手、A東京2季目となる帰化選手のライアン・ロシター選手、日本代表として成長著しい吉井裕隆選手など10選手が継続。新たに迎えたのはアメリカ出身のジャスティン・コブス選手と、千葉ジェッツから移籍した藤永佳昭選手のポイントガード2人。Bリーグ初参戦となるコブス選手は191センチと身長もあり、「スピードと精度の高いシュート力」を持つ。藤永選手は強度の高いディフェンスで知られ、「チームのインテンシティーが高まることにつながる」と期待を寄せる。

 9季在籍した菊地祥平選手はB2リーグの越谷アルファーズに、5季在籍した小島元基選手はサンロッカーズ渋谷に、昨シーズン新加入したジョーダン・テイラー選手は海外リーグに、それぞれ移籍した。

 チアリーダーは、8シーズン在籍したSATSUKIさんやMISAKIさんら4人が「卒業」し、新加入5人を含めた11人で活動する。

 「ファンの皆さまが期待するパフォーマンスを届られていない状況が 2 シーズン続いている」(林社長)なか、今季はホームアリーナを渋谷の代々木第一体育館に移して戦う。2016(平成28)年のBリーグ初年度開幕戦を同所で戦ったことを振り返り、「ワクワクしながらもドキドキしていたあの時の緊張感を思い出し、気を引き締めて長いシーズンをしっかり戦っていける強い魅力のあるチームを作っていく。期待して開幕を待っていてほしい」と林社長はコメントする。

 A東京の2022-23シーズン開幕戦は10月1日・2日、信州ブレイブウォリアーズとのアウェー戦。ホーム開幕戦は同月7日・8日、千葉ジェッツを迎える。

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