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アルバルク東京、最年少7歳児が試合初参加 マスコット紹介など運営手助け

来場客にステッカーを手渡す手伝いをした人形櫂世君(中央)

来場客にステッカーを手渡す手伝いをした人形櫂世君(中央)

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 アルバルク東京の人形櫂世(ひとかた・かいせい)君(7)が1月28日、アリーナ立川立飛(立川市)で行われた滋賀レイクスターズ戦に運営スタッフとして初参加した。

マスコット「ルーク」の手伝いも

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 股関節の病気で長期療養中の人形くんは、Bリーグ(ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ、文京区)の社会貢献活動(CSR)プロジェクト「B.LEAGUE Hope」の一環として、長期的に治療を必要とする子どもの復学支援を目的にした取り組みで昨年11月から約4カ月、A東京に入団している。

 入団後は3・4回練習に参加しているほか、会場にも試合観戦に訪れているが、運営のサポートに回るのは初めて。この日は、試合前のコートに登場し自己紹介した後、「赤いクマです。毛がフカフカで目がとろんとしている」とA東京のマスコット「ルーク」を紹介。集まったファンたちに「一緒に応援しましょう」と呼び掛けた。その後、ルークのアテンドを手伝ったほか、後半のオフィシャルタイムアウト時などには、来場客へのプレゼントを投げ込みにも参加。終了後にはアレックス・カーク選手に呼び込まれ、コート上に足を踏み入れ選手たちとハイタッチを交わしていた。

 試合終了後には記者からのインタビューにも応えた。「やりたいこと全部できた。ルークの手伝いがうまくできた。もう一回やりたい」と意欲を見せ、2095人が来場した会場は「思ったよりたくさんの人がいて楽しそうだった」と振り返った。チームは昨日に続き勝ち、滋賀から2連勝を収めたことには「とってもうれしい」と笑顔を見せた。

 子どもが「好き」という田中大貴選手は「練習に来た時にはドリンクを用意するなどしてくれている」と人形くんの働きぶりを評価。カーク選手は「彼が来ると、つらい練習も明るくなる。彼のためにも勝てて良かった」と試合を振り返った。田中選手は「オールスターゲームで熊本の子どもたちを訪問した時も思ったが自分たちが与えられる影響はあると思うので、リーグ全体にも、もっとこういう活動が広がれば」とも。

 序盤から激しい攻防を見せた試合は、A東京ルカ・パヴィチェビッチヘッドコーチが「どちらに転んでもおかしくなかった」と振り返るよう、最終クオーターまで競る展開となったが、プロでのキャリアハイとなる40得点を挙げたカーク選手の活躍などがあり88対81でA東京が勝利。チームは6連勝とった。

 A東京、次回のホーム戦は2月10日・11日、川崎ブレイブサンダースを迎える。

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