代々木公園で「防災フェス」 100ブース出店、バケツリレー体験、トーク企画も

バケツリレーや担架を使った搬送などを体験できる(写真は昨年の防災訓練の様子)

バケツリレーや担架を使った搬送などを体験できる(写真は昨年の防災訓練の様子)

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 代々木公園イベント広場(渋谷区神南2)で9月4日、「SHIBUYA BOSAI FES 2016~渋谷区総合防災訓練~」開催される。

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 これまで行ってきた見学型の防災訓練を「バージョンアップ」し、フェスというかたちで来場者が実際に体験できる「参加型」の防災訓練として行う。渋谷は昼間人口が多いことから、区民をはじめ来街者にも防災を身近に考え、防災意識を高めてほしいという思いから、長谷部健渋谷区長が考案したという。

 防災訓練は、地震時の安全確保行動「シェイクアウト訓練」や帰宅困難者訓練をはじめ、起震車での地震の揺れやバケツリレー、毛布担架を使った搬送、トイレテント・バルーン投光器設置などが体験できる。警察・消防・自衛隊の救出救助活動、医療機関への移送活動、災害救助犬による訓練は見学できるようにする。

 場内には、企業やNPOなどによるブース約100店が出店。災害備蓄食品や缶詰、保存食などを販売する「フード」、防災グッズや防災本などを販売する「プロダクツ」、災害時のトイレの紹介や小屋作りワークショップなどを展開する「DIY」、ペットの防災用品やケア用品の販売や保護動物の譲渡会などを行う「ペット」、電気・ガス・水道に関する災害時の安全や災害対策などを紹介する「ライフライン」など9つのエリアで構成する。

 1999年に仏パリで始まった「隣人祭り」を参考に、「非常食ランチ」を食べながら防災について学ぶ「SHIBUYAの隣人祭り」も開く。定員は約100人で参加無料。現在ホームページ上から参加を受け付けている。

 ステージでは、防災に関する紙芝居や防災グッズの紹介、ペットの防災、AEDの使い方、防災対策などに関するトークイベントを展開。震災が起きた東北や熊本での経験を基に「渋谷が被災地になったら」を考えるステージでは、クリエーティブディレクター箭内道彦さんがMCを務め、長谷部区長や俳優の江口洋介さん、ギタリスト原田喧太さんが登壇するほか、福島にいるキャンドルアーティストCandle JUNEさんと中継をつなぐ予定。

 開催時間は10時~18時(防災訓練は14時まで)。入場無料。想定来場人数は1万人。

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