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写美、新広報誌「ニァイズ」創刊-モーニング連載漫画「クレムリン」とコラボ

コミック誌で連載中の「クレムリン」とコラボした写美の広報誌「nya-eyes」1号の表紙©「クレムリン」カレー沢薫/講談社

コミック誌で連載中の「クレムリン」とコラボした写美の広報誌「nya-eyes」1号の表紙©「クレムリン」カレー沢薫/講談社

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 東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)は1月5日、ギャグ漫画とコラボレーションした無料広報誌「nya-eyes(ニァイズ)」を創刊した。

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 コラボした「クレムリン」は、漫画家・カレー沢薫さんが手がけコミック誌「モーニング」「モーニング・ツー」(ともに講談社)で連載中。ロシアンブルー「関羽」3匹と飼い主「却津山春雄(通称=キャッツ山)」を主人公にストーリーを展開する。

 同館では、写真家へのインタンビューや作品紹介など展覧会に特化した季刊の無料広報誌「eyes(アイズ)」を発行。「展覧会以外の事業ももっと紹介していく必要があるのでは」と考え「ライブ感のある『日々の美術館』の雰囲気を出しながら紹介できる方法」を模索していたところ、知人に勧められ読んだ同作の「キャラクター設定や自由で斬新なストーリー展開、独特のちょっとミステリアスな雰囲気と親しみやすさがミックスしたカレー沢先生の作家としての魅力に引かれ」(同館広報の久代明子さん)コラボを持ちかけた。

 同誌は、カレー沢さんが実際に来館して体感したことを基にしたフィクションで構成。創刊号では、キャッツ山と関羽たちが同館のスタッフに採用されるという設定から始まり、美術館への行き方や福原義春館長に関する話題などを紹介していく。

 久代さんは「思いもよらなかった当館の一面がクローズアップされ、当館に対して思わぬ想像を膨らませてくれる」とし、「一コマ一コマの手作り感と、でき上がった作品を手に持って楽しむ行為は写真と同じ楽しさ」と話す。若年層を中心に、「写真や漫画などアート全般に興味のある方、美術館や写真を堅苦しい、難しいと思っている方などに(当館を)もっと自由に楽しんでいただくきっかけになれば」とも。

 発行部数は3万部。3月までは毎月第1水曜、4月以降は毎月第3水曜発行予定。同館をはじめ各地の書店やアート系の大学・専門学校、ライブハウスなどで配布するほか、同館公式ホームページでも閲覧できる。

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