見る・遊ぶ

渋谷で「ノーザンライツフェス」 北欧5カ国の映画上映、写真展など

「マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて」(写真)など外構150周年を記念してデンマークの作品にも焦点を当てる

「マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて」(写真)など外構150周年を記念してデンマークの作品にも焦点を当てる

  • 0

  •  

 渋谷・円山町のミニシアター「ユーロスペース」(渋谷区円山町)を中心に現在、北欧の映画や文化を紹介する「トーキョーノーザンライツフェスティバル2017」が開催されている。

[広告]

 2011年に始まり、7年目を迎えた同フェス。同会場で展開するアイスランドやスウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの映画を上映する「北欧映画の1週間」を中心に、アート展や音楽イベントなど、北欧文化に触れられる企画を展開する。

 上映する映画は、演劇部員恋の愛模様を描く青春ラブ・コメディー「キス・ミー」(スティーアン・クリスチャンセン監督、ノルウェー)、一晩だけ少女を少年に変える力を持つ花を手に入れた3人の少女の自己認識の葛藤やジェンダーの揺らぎを描いた青春ドラマ「ガールズ・ロスト」(アレクサンダー・テレーセ・キーニング監督、スウェーデン)、実在のボクサー、オリ・マキのエピソードを基にしたラブ・ストーリーで昨年のカンヌ映画祭「ある視点」部門で作品賞を受賞した「オリ・マキの人生で最も幸せな日」(ホ・クオスマネン監督)など。

 日本とデンマークの外交関係樹立150周年を記念し、旧約聖書の「ヨブ記」をベースに「ならず者」と聖職者の心の交流を描く「アダムズ・アップル」(アナス・トマス・イェンセン監督)、画家P.S.クロヤーの妻で画家のマリーの半生を描く「マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて」(ビレ・アウグスト監督)など、デンマークの作品にも焦点を当てる。公開を巡り、作中の性描写がアメリカで裁判問題に発展した「私は好奇心の強い女」(ヴィルゴット・シェーマン監督、スウェーデン)は製作50年を記念しノーカット・無修正、デジタル版で上映する。

 そのほか、「アップリンク・ギャラリー」(宇田川町)では、アイスランド首都レイキャビクで開催される音楽フェス「アイスランド・エアウエイブス」を2007年から10年間取材し続けている写真家シバノ・ジョシアさんの写真を通して現地ミュージシャンを紹介。ミニシアター「アップリンク・ファクトリー」では2月19日に、昨年の同フェスのリポートや、ドキュメント映像と共に音楽シーンを紹介するイベントも予定する。

 ユーロスペース1階のトークライブハウス&カフェ「LOFT9 Shibuya」では今月19日、ルウェーの短編アニメーション「わたしとモールトン自転車」や丸太のキャラクター「キュッパ」のアニメーションを上映し、ゲストを招いたトークセッションを展開する。

 渋谷スクランブル交差点近くの「渋谷西村フルーツパーラー道玄坂店」やカフェレストラン「タベラ」などでは、北欧をイメージしたコラボメニューを用意。「LOFT9 Shibuya」ではコラボメニューの提供に加え、北欧食材や雑貨、絵本などを扱うミニマーケットも開いている。

 2月19日まで(一部異なる)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース