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バスケBリーグ「アルバルク東京」、年内最後のホーム連勝 地区首位に再浮上

2日目5本の3Pなど27得点を挙げた田中大貴選手(中央)

2日目5本の3Pなど27得点を挙げた田中大貴選手(中央)

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 国立代々木体育館第二体育館(渋谷区神南1)で12月16日・17日、男子プロバスケ「Bリーグ」のアルバルク東京(A東京)対レバンガ北海道(北海道)の試合が行われた。

ゴール下で競り合う竹内譲次選手

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 同体育館をホームアリーナとするA東京。年内最後のホームゲームとなった今節は、11月に一度対戦している北海道を迎えた。来場者数は、16日=1922人、17日=2253人。

 初日第1クオーター(Q)、スターティングメンバ―全員が得点を挙げたほか、A東京・伊藤拓摩ヘッドコーチ(HC)が「やりたいディフェンスの8割ができ良い出だしだった」と振り返る堅い守りで21対12とリード。北海道の外国人選手オンザコート数が2人だった第2Qでは逆転を許すシーンも見られ、第3Qも北海道の流れを断ち切ることができ無かった上に、トロイ・ギレンウォーター選手がテクニカルファウルで退場となるシーンもあり53対53と試合が振り出しに戻る。最終Qチームを勝利に導いたのはディアンテ・ギャレット選手とザック・バランスキー選手。北海道の当たりの厳しいディフェンスの中、バランスキー選手の3Pから連続ポイントで北海道を引き離し、82対73で勝利を収めた。

 伊藤HCが「いいプレーで引っ張ってくれた」と評価したバランスキー選手は「いつも通り、ボールをもらったら思いきり打とうと考えていた」と冷静さを見せた。第3Q、なかなかシュートが決まらないシーンが見られたギャレット選手は「チームのことを考えて、とにかく引きずらないように次のプレーに切り替えた」と第4Qの活躍のポイントを話した。

 2日目、18対20とリードを許して迎えた第2Qで、「エネルギーを与えることを狙い」(伊藤HC)正中岳城(しょうなか・たけき)選手を投入したA東京。開始直後に連続3Pを決めた松井啓十郎選手が流れを引き寄せると、ギャレット選手のアシストで松井選手のアリウープで場内を沸かし、途中出場した田中大貴選手もブザービートを含む3P2本を決めるなど同Q27得点を挙げた。第3Qも田中選手の勢いは衰えることなく11得点をマーク。目が離せない展開となった第4Q、ダニエル・ミラー選手のインサイド、西川貴之選手の3Pを中心に35得点の猛追を受けるも、90対88とリードを守り切った。

 ギレンウォーター選手が出場できない中「自分やギアンテが積極的に取りに行かないと点は伸びないと思っていた」と振り返った田中選手。3Pが100%の成功率と好調で「最初の1本が決まったのでいい流れでプレーできた」としつつ、「試合によって(自分のプレーに)波があるので、常にこれくらいのパフォーマンスをしていきたいし、できると思っている」と意欲を見せた。

 年内最後のホーム戦となったこの節。伊藤HCは「開幕戦もやらせていただいて、選手もチームも注目されている。昨年以上にプレッシャーがある中でどうやって戦っていくか学ばないといけないし、どれだけ自分を犠牲にしてチームを作っていくかが課題。それを経験できていることが(シーズン)後半につながってくるのでは」と振り返った。今回の連勝で19勝4敗となりB1東地区1位に再浮上した。「順位は気にしていない。プロセスが大事。接戦が多いが、接戦で勝っているというのがチームの財産」とも。

 初日終了後「勝てる要素が多分にあった。明日はやり返したい」と意気込んでいた北海道・水野宏太HC。2日目は「第1Qは普段通りうまくいったが、第2Qに流れを渡してしまったことが、勝てなかった1番のポイントだった。ただ、第4Q最後まであきらめずに追い上げることができたことはチームの成長としてプラスにとらえている」と話した。両チーム最多となる33点をマークした西川選手は「とにかく勝ちたいと思っていた。勝てなかった以上、いくら点を取っても意味がない」と悔しさをにじませた。

 A東京の次回ホーム戦は1月1日・2日の新潟アルビレックスBB戦。

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