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サンロッカーズ渋谷、新体制発表 4季ぶりのチャンピオンシップ進出へ

2024-25シーズンを戦う選手たち

2024-25シーズンを戦う選手たち

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 サンロッカーズ渋谷が9月24日、Bリーグ2024-25シーズンに向けて新体制を発表した。

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 ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)体制2季目となる今季。4季ぶりのチャンピオンシップ(CS)出場などを掲げ、勝利や目標をつかみ取るという思いを込めた「Grab-Grab as One-」をクラブスローガンに戦う。

 新たに加入したのは、昨季の課題であったリバウンドなどに強いリード・トラビス選手やケビン・ジョーンズ選手、攻撃の起点にもなれる船生誠也選手、阿部諒選手など6選手。現在19歳でリーグ初のU22枠となる大森康瑛選手は「夢だった」という海外の大学への進学も目指していたが、「オファーをいただいた時にすごく悩んでいろいろな方々に相談もしたが、今何がベストかを考えた時に、プロ選手になるという経験は今後の人生にとっても大切だと思った。昨シーズン(ユース育成特別枠として)所属させていただいた時間で、プレーすることのすごさや自分もこのコートに立ちたいという思いが強かった」と、プロ選手の道を選んだ。「良い選手がたくさんいるので、練習から少しでも学べるところは全て学んで、ルカコーチにも怒ってもらいながら(笑)毎日成長できたら」と意欲を見せる。

 一方で、キャプテン6年目のベンドラメ礼生選手、パヴィチェヴィッチHCのバスケを熟知する田中大貴選手、メインのガードであるアンソニー・クレモンズ選手、日本代表のビッグマンであるジョシュ・ホーキンソン選手ら7選手が残留した。

 ホーキンソン選手は新たに副キャプテンに就任。「代表戦などでハイレベルな選手とマッチアップしてきたので、その経験を還元したい。Bリーグもかなりレベルの高い選手が多いので、そういう選手に負けないことでリーダーシップを発揮できるのでは。僕は日本語も話せるので、日本人と外国籍のつなぎ役としてもチームを一つにできるように声かけも意識したい」と意気込みを語った。

 スローガンの「Grab」にかけて「つかみたいもの」を聞かれたホーキンソン選手は「ボール」と回答。「シンプルに、ルカが毎日『リバウンド取って』『ルーズボールつかんで』と言っているから」と冗談めかしつつ、「昨シーズン1勝差でCS出場を逃し、全てのポゼッションが大切だと改めて感じた。一つのリバウンド、ルーズボールを取り切らないと勝てない、細かいところが勝敗、ひいてはCS出場に大きく影響する。チャンスを逃さないように毎日小さい所を頑張りたい」と力を込める。

 セガサミーグループにはマージャンチーム「セガサミーフェニックス」もいる影響からか、同じ質問に対してベンドラメ選手は、牌山から1牌取って上がる麻雀の役「海底摸月(ハイテイラオユエ)」にかけて、「去年は(他のチームが)勝ったらCSに行けるという状況だったが、今年こそは自分の力で勝ちを引き寄せたい」と思いを込めた。趣味がマージャンの船生選手は「(セガサミーフェニックスが入団の)決め手にはなっていないが(笑)、Mリーグのチームがあったのはうれしい」と喜びつつ、「カンチャン」「ペンチャン」というマージャン用語を出しつつ「バスケットも運のような要素も重要な部分だと思うので、日頃から皆で良い行いをして運を高めていけたら優勝できると思う」と話した。

 ベンドラメ選手は「(昨季は)新しいスタイルで、戦術やコンビネーションなどの練度が足りなかった。今季は分かっている選手が多いので、練習のスピード感や質は高められているのでは。新加入選手も賢い選手が多いし、プレシーズンでも活躍してくれているのですごく楽しみ」と開幕を待ち望む。

 ホーム(青山学院記念館)開幕戦は10月12日・13日、秋田ノーザンハピネッツと戦う。

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