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代官山にスーパーマーケット「ザ・ガーデン自由が丘」 Z・M世代意識

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 スーパーマーケット「ザ・ガーデン自由が丘 代官山店」(渋谷区代官山町、TEL 03-6416-3135)が12月8日、代官山駅近くの複合施設「Forestgate Daikanyama(フォレストゲート代官山)」にオープンした。

グループ会社である雑貨店「LOFT」のコーナーも

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 ガソリンスタンドを展開していたシェルガーデン(千代田区)が、1966(昭和41)年に輸入品やホテルブランド商品などを販売する「ガーデン(当時の店名)」として自由が丘に開業したのが始まりとなる「ザ・ガーデン自由が丘」。

 10月に開業したフォレストゲート代官山は、「職・住・遊 近接の新しいライフスタイル」をコンセプトに商業区画やシェアオフィス、賃貸住宅などを併設している。「ザ・ガーデン自由が丘」は恵比寿や中目黒といった近隣エリアにも店舗を構えているが、同コンセプトが同社の「ブランディングにフィットする」と判断し出店を決めた。

 同社の現在の顧客層がミドル~シニア層であるなか、Z・ミレニアル世代をコアターゲットに、これまでとは異なる「新しい発想と着地」を取り入れたパラダイムシフト店に位置付ける。これからの顧客層として若年層を取り込み、「時代を見据えた」店づくりやファンの獲得を図ることで他自社店舗に波及させたい考え。

 八幡通りに面した「MAIN棟」の地下1階に位置する店舗の面積は137坪。「近未来的な店舗」を想起させるシルバーを基調にしつつ、「老舗」「名店の味」など「ギャップ」を感じられる売場づくりを行い、「意外な発見」「だから続いている」というような世界観を感じられるように仕上げたという。

 精肉、青果、総菜、冷凍食品・アイス、パン、豆腐・練り製品ほか、みそ・スパイス・シリアルほか、菓子、ワイン・ビールなど7000SKU(在庫最小管理単位)を取り扱う。店内は「脱基本スーパーマーケットスタイル」を図り、「ブランド」ごとに売場を作った。創業当時の客の要望に応えることに加え、オーガニック・フェアトレードの商品を展開する仏メーカー「エシカブル」、持続可能な農業を行う「秋川牧園」によるカレーなどの加工品などサステナブルな商品を紹介、1685(貞享2)年創業の香煎専門店「原了郭」、1885(明治18)年創業のフルーツ加工品店「新宿高野」など「老舗・名店コーナー」、ジャンル・ブランドごとに展開する「バイヤーズセレクション」の3つのテーマで「新しいライフスタイルの提案」を図る。

 Z・ミレニアル世代に向けた品ぞろえとして、パティシエ辻口博啓さんが手がける菓子ブランド「フェーブ」、アートキャンディーショップ「パパブブレ」などを新たに取り扱い、グループ会社の雑貨店「LOFT」の商品を扱うコーナーなども作った。

 営業時間は10時~21時(今月31日は9時30分~18時、1月1日~1月3日は休業)。

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