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JR山手線、52時間一部列車運休へ 渋谷駅線路切り替え工事最終段階

JR渋谷駅には運休を知らせるポスターを掲出している

JR渋谷駅には運休を知らせるポスターを掲出している

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 JR渋谷駅の線路切り替え工事に伴い11月18日・19日、山手線一部列車が運休する。

JR渋谷駅に掲出する運休を知らせるポスター

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 JR東日本は2015(平成27)年から、駅周辺で進む再開発に合わせて乗り換えの利便性向上や駅構内の混雑緩和、バリアフリーなどを目的に渋谷駅の改良工事を行っている。線路切り替え工事は5段階で進められており、これまで、埼京線ホームを山手線ホームと並列化し、山手線を同一(1面2線)化するなどしてきた。

 最終段階となる今回は山手線の線路とホームを高くする工事を行う。天井高が最低2.1メートルで最大14%と急こう配のある西口広場方面と東口広場方面をつなぐ自由連絡通路の「快適な」空間を確保するため、山手線の線路とホームを最大20センチ高くする。今回の切り替え工事後、自由連絡通路の天井高を2.6メートル以上にする工事に本格着手するほか、共同開発ビルの工事を本格化する。

 運休するのは、18日=外回り大崎~池袋間、19日=内回り池袋~大崎間の全列車。各日の運転計画は以下の通り。

 18日=外回りは池袋~大崎間を日中約10分間隔(通常の約3~4割の本数)で運転。内回りは、池袋~大崎間で日中約5分間隔(通常の約7割の本数、一部池袋で上野方面に折り返し)、大崎~池袋間は通常通り日中約3分間隔でそれぞれ運転する。

 19日=内回りは大崎~池袋間を日中約10分間隔(通常の約3~4割の本数)で運転。外回りは、大崎~池袋間で日中約5分間隔(通常の約7割の本数、一部池袋で上野方面に折り返し)、池袋~大崎間は通常通り日中約3分間隔でそれぞれ運転する。

 そのほか、湘南新宿ラインは通常運転となるほか、埼京線・りんかい線は新木場~赤羽間を増発。相鉄線直通列車は新宿~池袋間を延長して運転。京浜東北・根岸線は快速運転を中止し終日各駅停車となる。工事に合わせて東京メトロや東急電鉄などで振替輸送を行う。

 当日は山手線ホームの約半分が工事エリアとなり、各改札から山手線ホームへの一部階段・エスカレーターの使用を停止する。ハチ公改札は混雑状況に応じて入場規制を行う可能性があるため、中央改札や南改札の利用を呼びかける。

 運休期間は18日初電~19日終電。工事時間帯は同17日終電~同20日初電の約52時間。悪天候などで工事ができない場合は12月15日~18日に延期(その場合も列車は予定通り運休する)。ホームページや渋谷駅へのポスター掲出などで運休情報を発信している。

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