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ゲイ・アートで知られるトム・オブ・フィンランド、渋谷パルコで日本初個展

1963年にグラファイトで描かれた作品©1963-2020Tom of Finland Foundation

1963年にグラファイトで描かれた作品©1963-2020Tom of Finland Foundation

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 ゲイ・アートで知られるトム・オブ・フィンランド日本初の個展「Reality&Fantasy The World of Tom of Finland」が4月24日から、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)地下1階の「GALLERY X(ギャラリーエックス)」で開催される。

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 トム・オブ・フィンランド(1920-1991)はフィンランド出身のアーティストで、本名はトウコ・ラークソネン。ゲイを描いた作品や、「LGBTの人々の権利と彼らが社会から受容されること」を目指した社会運動を推し進めたことで知られる。生前は3500点のドローイング作品を制作し、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やヘルシンキ現代美術館などに収蔵されている。今年生誕100年を迎える。

 同展では、40~50代ごろに制作していたガッシュを使ったペインティングや、レザーの服を着た男性や「鍛え上げられた」肉体の男性を描いた60~70代ごろの作品、米ロサンゼルスに拠点を移したキャリア後期のドローイングなど、作家の40年にわたるキャリア全体を網羅するという。

 関連イベントとして、同館内のミニシアター「WHITE CINE QUINT(ホワイトシネクイント)」で同日から、映画「TOM OF FINLAND」の上映なども予定している。4月30日まで。

 開催時間は11時~21時(最終日は18時まで)。入場料は500円(未就学児は入場不可)。5月11日まで。

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