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恵比寿にガストロパブ「カヴァー」 肉×エスプレッソのグリル料理主力に

オープンキッチンと隣接するビッグテーブルが特徴的な店内

オープンキッチンと隣接するビッグテーブルが特徴的な店内

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 恵比寿南交差点近くに6月23日、肉系ガストロパブ「COVER(カヴァー)」(渋谷区恵比寿南2、TEL 03-6452-2541)がオープンした。経営は首都高速道路サービス(中央区)。

メインの肉料理とオリジナルオイルのペアリングを提案する

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 パーキングエリア(PA)内の飲食店営業やイベントなどを手掛けている同社。「都市生活を支えたい」と、PAサービスで培ったニーズの知見などを生かし2012年から直営の飲食店を展開している。3店舗目で、新業態となる「カヴァー」はバーとレストランを兼ねた「ガストロパブ」。出店する恵比寿エリアの周辺エリアの住民や来店客らの「ライフスタイルをカバーする」などの思いを込めて命名した。

 女性をターゲットにしていることや「新しい価値を発信する」のに適していることなどから恵比寿に出店。店舗面積は22.3坪で、席数は32席。あえて縦長の物件を選んだ同店は「部屋」をイメージし、オープンキッチンのそばに8人掛けのビッグテーブルを配置するなどしている。椅子やテーブルなどは木目を基調に「シンプルで飽きが来ないよう」に仕上げた。

 肉の新しい楽しみ方として、エスプレッソで「コクや深み」を加える肉料理「エスプレッソグリル料理」を提供する。カフェ「CANVAS TOKYO」などを手掛けるブランカアソシエーション(広尾5)の佐藤啓太社長をプロデューサーに迎え、エスプレッソにはブラジルとコロンビアの「CANVAS TOKYO」オリジナルブレンド豆を使う。

 メインの肉料理は、トマトケチャップやオイスターソース、エスプレッソなどを合わせたオリジナルの「エスプレッソBBQ(バーベキュー)ソース」に漬けて焼き上げる「バックリブ(豚)」(ハーフ3,024円、フル5,184円)、塩・ローズマリー・ニンニクなどで焼き上げる豚のふくらはぎ「アイスバイン」(4,104円)などを用意。このほか、サラダ(1,491円~)やアボカドフリッター(1,059円)、ガーリックバターライス(1,167円)などもそろえる。

 店舗責任者の李尚勲(イ・サンフン)さんが韓国出身であることから、プラス(体内に熱を取り込む)のものとマイナス(体内から熱を逃がす)のものを一緒に取る韓国の食文化を取り入れるため、さまざまな料理に付けるオイルを用意。味は、オリーブオイルにエスプレッソやバルサミコなどを加える「エスプレッソバルサミコ」、オリーブオイルにパセリやニンニクなどを合わせる「ハーブ」など4種類。

 ランチ(14時30分まで)には、パンに挟んだエスプレッソBBQソースに付け込んだバックリブと、オーブンで焼いたトマトベースのパスタのセット(1,400円)や、ペースト状にした野菜を、エスプレッソを加えて煮込んだビーフカレー(1,200円)などを、サラダ・ドリンク付きで提供。カフェタイム(14時30分~18時)には、サンドイッチ(1,000円)やケーキ(700円~)などの軽食やスイーツをラインアップする。

 ドリンクは、エスプレッソ(519円)、ザクロやマスカットなどを用意する美酢(ミチョ)サワー(756円)などを扱う。客単価は、ランチ=1,200円~1,500円、カフェタイム=1,000円、ディナー=5,500円~6,000円を見込む。

 営業時間は11時30分~23時30分。日曜・祝日定休。

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