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渋谷・神南に焙煎所併設コーヒー店 ベイクルーズが新業態、グループ飲食店にも供給へ

奥にロースタリーを併設した店内の様子

奥にロースタリーを併設した店内の様子

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 渋谷・神南に6月15日、ロースタリー(焙煎所)併設のコーヒー店「Roasted coffee laboratory」(渋谷区神南1、TEL 03-5428-3658)がオープンした。経営はベイクルーズ(同)。

大型の焙煎機を設置するロースタリー

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 2012年から営業をしていたコーヒーショップ「FILBERT STEPS(フィルバート ステップス)」を業態転換した同店。

 同社では、パンケーキ専門カフェ「J.S BURGERS CAFE」や米ブルックリン発コーヒーショップ「GORILLA COFFEE」など飲食ブランド16業態を展開している。これまで各ブランドでコーヒー豆の仕入れなどを行ってきたが、自社ブランド供給によるコスト低下や、味の研究を重ねることで品質向上を図る。ライセンスブランドなど、豆の指定があるブランドはこれまで通りの提供となる。

 店舗面積は67平方メートル(うち25平方メートルがロースタリー)。席数は73席(うちテラス32席)。店内はフィルバート ステップスから大きな変更はなく、木材やモルタル、石を使い「西海岸のテイスト」を取り入れたデザインになっている。大型の焙煎(ばいせん)機を置いたロースタリースペースと客席は仕切られているが、窓を大きくとっているので焙煎士が作業している様子などを見ることができる。

 コーヒー豆は常時6種類ほどを用意する。現在は、ミルクチョコレートやラズベリーなどのような甘さが特徴のブラジル産「BRAZIL relogio de dali」、クルミやメープルのような風味やコク、ラズベリーのような酸味などが特徴の「colombia」など。

 抽出方法は、湯の温度や量などを記憶させることができるため味がぶれないという「スチームパンク」やプアオーバー(=ハンドドリップ)、エスプレッソマシンの3種類。メニューは、スチームパンク(Sサイズ420円~)、プアオーバー(Mサイズのみ520円~)、エスプレッソ(Sサイズ350円~)、ラテ(同400円~)など。

 フードは注文を受けてからグリルで焼くホットサンドをメインに、粒マスタードを効かせたマッシュポテトやベーコン、ローストパプリカなどを挟む「ホットサンドベーコン」(720円)など3種類を用意するほか、ホットドッグ(650円)やアサイーボウル(620円)、レアチーズケーキ(450円)などもそろえる。客単価は650円ほど。

 オープン以降は6割ほどが女性客という。マネジャーの山田潤さんは「大人の社会科見学ではないが、焙煎の音や香り、抽出過程も含めて楽しんでほしい。スタッフが提案もするが、好みの味をお客さん自身で見つけてもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は9時~20時(土曜・日曜・祝日は11時~)。

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