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前衛芸術集団ハイレッド・センター「直接行動」の軌跡展-松濤美術館で

ハイレッド・センターの歴史を振り返る地下1階展示室。写真提供:松濤美術館

ハイレッド・センターの歴史を振り返る地下1階展示室。写真提供:松濤美術館

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 松濤美術館(渋谷区松濤2、TEL 03-3465-9421)で現在、前衛芸術集団ハイレッド・センターの結成50周年を記念した「ハイレッド・センター:『直接行動』の軌跡展」が開催されている。

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故・高松次郎さん、赤瀬川原平さん、中西夏之さんらで構成するハイレッド・センターは1963(昭和38)年に結成。名称は3人の名字から、高松さんの高=ハイ、赤瀬川さんの赤=レッド、中西さんの中=センターを並べて命名。赤いエクスクラメーション・マークがシンボルマーク。「匿名の行動」で日常の中に「『芸術』を持ち込む」ことで、日常を「『撹拌(かくはん)』しようと試みた」。

 会場には、同集団の「直接行動」を記録した文献資料や記録写真を中心に、高松さん、赤瀬川さん、中西さんそれぞれが手掛けたオブジェや絵画などの作品約300点を展示。地下1階では、 帝国ホテルで行った「シェルター計画」(1964年)など年代を追って同集団の歴史を振り返る。2階では、「法廷における大博覧会」(1966年)などを中心に展示。赤瀬川さんが作った1,000円札をモチーフにした作品をめぐる「千円札裁判」の資料を並べる。

 開館時間は10時~18時(金曜は19時まで、いずれも入館は30分前まで)。入館料は、一般=300円、小・中学生=100円ほか。3月23日まで。同館は昨年3月から改修工事のため休館していたが、今年1月にリニューアルオープンした。

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