恵比寿・ウェスティンホテルに庭園-300種以上の植物、夏にはホタルも

「渓谷」をイメージしたメーンガーデン

「渓谷」をイメージしたメーンガーデン

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 ウェスティンホテル東京(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-5423-7000)に4月19日、庭園「ウェスティン ガーデン」がオープンした。

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 ブランドコンセプト「旅先のウェルネス」、サービス理念の強化・具現化を図りオープンした同所。イギリスで開催されているガーデンショー「チェルシーフラワーショー」で、これまでに4つのゴールドメダルを獲得している景観アーティスト石原和幸さんとコラボした。

 場所は1階「ザ・ラウンジ」「ザ・バー」に隣接する外庭。敷地面積は479.97平方メートル。「渓谷」をアイコンに、「どの角度から見ても美しい」よう全体を仕上げた。入り口を入ってすぐのアプローチ足元両側には季節の花を植え、メーンガーデンへ続くアプローチは樹木に囲まれた「森のゾーン」を展開。石原さんも工事中「何度も見た」というフクロウが訪れる。

 メーンガーデンにある中央から滝が流れる塔は壁面緑化し「渓谷」を創出。兼六園(石川県金沢市)で株分けした「兼六桜」を植えているほか、ガーデンには300種以上の植物が植えられている。季節の花が見ることができ、春にはパンジーやマーガレット、金魚草、ノースポールなどが咲く。ビオトープをデザインに取り入れた小川には水中にスイレンやアヤメなどを配置。ホタルの幼虫と、エサとなるカワニナを放っているため、初夏にはホタルを見ることができる。

 一角には、昨年石原さんがチェルシーフラワーショーで金賞とベストガーデン賞を同時受賞した作品を再現した「里山のくらし」も設置。井戸や小川を配したほか、苔を特にこだわり、山陰地方から取り寄せたミズゴケ、ヤマゴケ、ハイゴケの3種を使った。最奥には「ハーブガーデン」があり、花と共にローズマリーやミントなどを植えている。ハーブは、ホテル内のレストランのシェフ自らが摘み、料理に使っているという。

 ディートマー・キールンホファー総支配人は「当ホテルは1994年の開業以来、常にブランドコンセプトを追求し、革新的なプロダクトやサービスを展開してきた。『ウェスティン ガーデン』は新たなマーケットを開拓する重要なプロダクトになると信じている」とコメント。

 石原さんは「365日、いつ来ても季節を感じられる庭にしていきたい。日本にはこんなに美しい花があるのだと感じていただければ。そして、花や緑がもっともっと広がっていけば」と話す。

 開園時間は9時~日没。日没後はライトアップする(ホテル内のラウンジやバーから見ることができる)。

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