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公園通り・モヴィーダ館にグラフィティアート-日系ブラジル人作家が公開制作

グラフィティアート制作中のチチフリークさん

グラフィティアート制作中のチチフリークさん

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 西武渋谷店(渋谷区宇田川町)が開業45周年を迎えた4月19日、公園通りのモヴィーダ館1階で日系ブラジル人アーティストのチチフリークさんによるグラフィティアート制作が始まった。

チチフリークさんが手掛けるグラフィティアート全景

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 同店45周年を記念し全館で展開する「45th Thanks & Future」の一環で、ブラジルにフィーチャーしたイベント「Oh!Brazil~ブラジルの風~」の特別企画。

 チチフリークさんは1974年サンパウロ出身で、祖父が日本人の日系3世。13歳からコミックアニメーション、イラストレーションなどを描いていたが、「自分の絵を描きたい」と思ったことをきっかけに、「誰もがより近くで(作品が)見られるので、心に響かせることができるのでは」と、1995年からストリートアートを始めた。昨年4月には、石巻の仮設住宅外壁にグラフィティアートを描くプロジェクトに参加した。

 場所は同館1階の正面入り口とショーウインドー部分。カッティングシートを貼ったキャンバスにストリートアート専用のスプレー塗料作品を描く。今回の作品のテーマは「花」。川辺に寝そべっている少女や水面に浮かぶ花を描き、「愛情や優しさを表現する」という。サイズは横約10メートル×縦約3メートル。

 チチフリークさんは「現実にとらわれていないで、自分らしさを大切にして夢や希望をもってほしい。作品を見て何か心に感じていただければ」と話す。

 制作時間は11時~18時。公開制作は今月23日まで。完成作品は今月いっぱい、展示する予定。

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