プレスリリース

Authlete、VC(検証可能な資格証明)発行の標準仕様「OpenID4VCI」のHAIP準拠実装でOpenID認定を取得

リリース発行企業:株式会社Authlete

情報提供:




株式会社Authlete(オースリート、本社:東京都千代田区、代表取締役:川崎貴彦、以下Authlete)は、Authlete 3.0が、「OpenID4VC High Assurance Interoperability Profile(HAIP)1.0」仕様に基づく「OpenID for Verifiable Credential Issuance(OpenID4VCI)1.0」の実装要件を満たし、OpenID認定を取得したことをお知らせいたします。Authlete 3.0は、SD-JWT VC形式とmdoc/mDL形式でのVerifiable Credential(VC)の発行をサポートしております。
【本リリースのポイント】
・世界標準への準拠:今回の認定により、Authleteの実装が世界標準仕様に沿っていることが客観的に証明されました。
・迅速なVC発行基盤の構築:Authlete 3.0を活用することで、相互運用性が高く、標準仕様に準拠したVerifiable Credential(検証可能な資格証明、VC)の発行基盤を効率的に構築できます。
・社会実装への技術的貢献:AuthleteはOAuth/OpenID Connect(OIDC)実装者としての知見を活かし、HAIPコンフォーマンステスト(適合性試験)用テストスイートの開発においてテスト環境を提供するなど、高いセキュリティとプライバシー保護を実現するVCエコシステムの発展に貢献しています。

認定取得の背景とAuthleteの取り組み

Authleteは、OpenID4VCIについて、2023年の実装者向け草稿第一版の段階から同仕様を実装し、OpenID4VCI 1.0最終版の実装要件を含むHAIPについても迅速にサポートしてまいりました。OAuth・OIDC仕様の実装エキスパートとして、関連仕様の策定やコンフォーマンステストの開発にも貢献しています。

関連する技術仕様と用語について

- OpenID for Verifiable Credential Issuance(OpenID4VCI、OID4VCI)とは
OpenID for Verifiable Credential Issuance(OpenID4VCI、OID4VCI)は、VCの発行に関する標準仕様です。本仕様を採用することで、OAuth 2.0仕様のセキュリティと柔軟性を活かしつつ、SD-JWT VCやmdoc/mDLといった多様な形式のVCを発行できます。
- OpenID4VC High Assurance Interoperability Profile(HAIP)1.0とは
OpenID4VC High Assurance Interoperability Profile(HAIP)は、特に高度なセキュリティとプライバシー保護が求められるユースケースにおいて、VCの発行者(Issuer)、ウォレット、検証者(Verifier)の間での相互運用性を担保するための仕様です。この仕様では、SD-JWT VCとmdoc形式でのVCの利用を想定しています。またHAIPは、OpenID4VCI仕様の実装にあたり、FAPI 2.0 Security Profileが定める主要な要件への対応を必須としています。
- Verifiable Credential(VC)とは
Verifiable Credentialは改ざん防止が可能なデジタル資格情報で、発行者を暗号学的に検証できます。紙の書類やカードよりも安全性が高く、第三者による真偽の検証が可能で、VCの保有者(Holder)は必要な情報だけを選択的に開示できます。また、保有者が物理的な証明書を持ち運ぶ必要がなくなるため、VCは柔軟性が高く、可搬性、利便性に優れています。

国内外で加速するOpenID4VCIの採用とユースケース

VCのユースケースは、パスポートや運転免許証などの公的身分証明書から、金融機関が口座開設などに利用する再利用可能なKYC/KYB、高等教育機関が発行する卒業証明書など多岐にわたります。公的・金融・教育機関などがOpenID4VCIに準拠してVCを発行することにより、相互運用性が高まり、証明書のデジタル化推進と発行・管理プロセスの効率化、ひいては利用者の利便性向上が期待されます。
- 日本国内の動向
日本においては、「令和4年度補正Trusted Webの実現に向けたユースケース実証事業」に採択された株式会社電通総研の「KYC/KYBに基づいたトラストのある取引」を促進する新しい仕組みを検証する実証実験で、AuthleteのOpenID4VCI実装が活用されるなど、社会実装への取り組みが進められています。日本政府はまた、日本と他国・地域間におけるデジタルアイデンティティの相互運用性の確保に向けたユースケースの実証等に取り組んでおり、この一環として、EUともパイロットプロジェクトを実施しました。
- 海外の動向
eIDAS 2.0(Electronic Identification, Authentication, and Trust Services)の法規制のもとで参加するすべての欧州連合(EU)加盟国をはじめ、英国、スイス、インド、米国カリフォルニア州など30以上の法域で、OpenID4VCIがデジタルIDウォレットの技術仕様として採用されています。特にEUでは、2026年末までに導入予定のデジタルIDウォレット「European Digital Identity Wallet (EUDI Wallet)」の標準仕様に採用されています。EUDI Walletは、EU市民、居住者および企業が公的・民間サービスを利用する際に、オンラインと対面で身分証明とVCの共有を可能にする共通のフレームワークです。EU加盟国がそれぞれの国でこのフレームワークに準拠したウォレットアプリを提供する予定で、国境を越えた本人確認や資格証明が可能となります。

AuthleteによるHAIP準拠のVC発行

サービス事業者はAuthlete 3.0のAPIを利用することで、HAIPに準拠したVC発行基盤を迅速かつ効率的に構築できます。発行手順の詳細については、弊社の開発者向けドキュメントをご覧ください。

Authlete管理コンソールのOpenID4VCI・HAIP設定画面

Authleteは、HAIPの概要と実装に関するエンジニア向けの無料セミナーを2026年10月28日(水)18:30より、ハイブリッド形式で開催いたします。「Verifiable Credentialsエコシステム構築の鍵『HAIP』勉強会」と題したこのイベントの詳細・参加登録は、開催のお知らせをご覧ください。


AuthleteのOpenID4VCIの実装は無料でお試しいただけます。また、弊社のOpenID4VCI実装に関するお問い合わせは、お気軽にお寄せください。

無料トライアル登録はこちらから:https://console.authlete.com/register
お問い合わせ:https://www.authlete.com/ja/contact

Authleteについて
Authleteは、認可システムへのOAuthおよびOpenID Connect(OIDC)の実装を迅速化・簡素化するWeb APIを提供しています。国際標準の仕様策定に携わる専門家によって開発された 「Authlete」はOpenID認定を取得済みで、高度なセキュリティ仕様であるFAPIやCIBA、またOpenID for Verifiable Credential Issuanceなどの最新仕様にも対応しています。Authleteのソリューションは、金融、メディア、小売、テクノロジー、コンサルティングなど多様な業界で、国内外のスタートアップから中堅・大企業まで幅広く採用されています。