ワコール、メンズ下着市場に本格参入-「エクササイズ下着」投入

青山・スパイラルで行われた会見の様子。男性モデルによるミニランウェイショー(写真)も披露された

青山・スパイラルで行われた会見の様子。男性モデルによるミニランウェイショー(写真)も披露された

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 下着大手のワコールは3月17日、青山・スパイラル(港区南青山5)で会見を開き、メンズ下着市場に本格参入すると発表した。

 同社は1991年から全国のチェーン店向けに独自ブランドを展開、2006年からは百貨店向けに新ブランドを投入するなどメンズ市場に参入してきたが、このほどエクササイズ効果のある男性用下着「クロスウォーカー」を新たに発表、「メンズワコール」を打ち出し、同市場に本格参入する。

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 クロスウォーカーは、太もも部分のクロス構造が歩幅を広げ、筋肉を使った歩き方でダイエット効果を促す新製品。同社の研究で歩く動作をエクササイズに変える技術「スタイルサイエンス」をメンズで初めて採用した。スタイルサイエンス(女性用下着)は2005年の発売以来、昨年までに累計720万枚を売り上げたヒット商品。

 スパイラル地下1階「EATSandMEETS Cay」で行われた会見では、特設の赤いランウェイで男性モデルによるミニショーを開催。立体成型パターンや独自素材など女性用下着のノウハウを採用し「デザイン性も追求した」(同社)新商品をアピールした。

 会見で同社・塚本能交社長は「これまでメンズは母親や妻などの『代理購入』が多く、(市場に乗り出しても)失敗してきた。男性も下着にこだわるようになり、やっと量産可能な時代になった」と説明。独自調査の結果、太っている自覚があるとしながらも実際に体型改善に取り組めない30代~40代のビジネスマンが多く見られたことから、「(人気に)火が付いてくれる」(同社)と期待を込めた。

 クロスウォーカーは、一昨年より百貨店向けに展開を始めた既存ブランド「ダムス」の新製品として発売。一部店舗では2月からテスト販売を開始しており、3月18日に全国の百貨店123店舗で取り扱いを始める。ノーマル(前開き、5,250円)、ローライズ(前閉じ、4,935円)の2種類。

 このほか、ライフスタイル提案型ブランド「ブロス」も新デビュー。全国のチェーンストア約600店で4月10日に販売開始予定。同社ではクロスウォーカー単体で初年度20万枚の販売を見込むほか、今後メンズインナー(機能商品)市場のシェア拡大で売り上げ30億円(納入価格ベース)を目指す。

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