ピーチ・ジョン、ワコールと資本提携-株式49%を売却

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女性用ランジェリーの通信販売を手掛けるピーチ・ジョン(神宮前6)は5月11日、婦人下着最大手のワコールホールディングス(京都府、以下ワコールHD)と資本業務提携することを明らかにした。ピーチ・ジョンが所有する発行済株式(1,800株)のうち、野口正二会長が持つ49%(882株)をすべてワコールHDに売却、残りの51%(918株)は野口美佳社長がそのまま保有する。株の譲渡は今年6月2日を予定している。提携は、多様化する顧客ニーズへの対応を骨子とする事業計画を昨年明らかにしたワコール側から持ちかけられたもので、ヤング~ヤングキャリア層の顧客を多く持つピーチ・ジョンのブランド・企画力と、ワコールの持つ技術・開発力や販売力による相乗効果を見込むという。今後、新業態店の開発や海外進出などの事業展開を具体化させていく考え。同12日に行われた会見に参加した野口社長は、「こんな日が来るとは思わなかった」と喜びをあらわにした上で、「東南アジアなどイメージしていた世界進出が近付いた。今後2~3年で年商300億円に到達するのが目標」と話したほか、同席した塚本能交ワコール社長は「前々から(ピーチ・ジョンについて)かっこいいなと思っていた。海外進出など野口さんの持つイメージを形に変えていきたい」と述べた。1994年設立、資本金=9億円の同社は今年1月、本社を豊島区から神宮前6に移転。通販事業をメーンに全国に約20店舗の直営店を展開するほか、年4回発行されるカタログの発行部数は200万部を超え、2005年5月期で約16億円を売り上げている。
ピーチ・ジョン

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