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スポーツセレクト「オッシュマンズ」が原宿内で移転 昨年ABCマート傘下に

「これからのオッシュマンズ」を表現した白を基調にする3階

「これからのオッシュマンズ」を表現した白を基調にする3階

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 スポーツセレクトショップ「OSHMAN’S(オッシュマンズ)原宿店」(渋谷区神宮前1、TEL 03-6804-1381)が3月11日、原宿・明治通りに移転オープンした。

オッシュマンズの中で「随一の品ぞろえ」というサーフィンエリア

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 1932年にアメリカで誕生したオッシュマンズ。日本では、米本社とイトーヨーカー堂が業務提供し1984(昭和59)年にオッシュマン・ジャパン(千代田区)を設立。翌1985(昭和60)年に1号店を原宿駅前に出店。2017(平成29)年に再開発に伴う入居ビルの建て替えのため閉店していたが、跡地に2020年に開業した「WITH HARJUKU」に出店し直していた。

 当時は訪日外国人旅行客が伸びていた時期で、来客を見越して店舗づくりをしていたがコロナ禍で激減。移転も視野に入れていたなか、昨年セブン&アイ・ホールディングスが、オッシュマンズ・ジャパンの株式をエー・ビー・シーマートに売却し傘下に入った。

 これまで、都心のターミナル駅のみで店舗を展開していたこともあり「知名度が低い」という課題があった。認知拡大を図り全国への展開を視野に入れる。昨年10月に兵庫・西宮の商業施設に「ABCマートグランドステージ」と「オッシュマンズ」を隣接して出店。相互送客の効果もあったことから、「ABCマートグランドステージ原宿店」の売り場を1階と地下1階に集約し、2階・3階部分に「オッシュマンズ原宿店」を移転した。オッシュマンズは、オープン時学生だった往年の利用者が多く年齢層が高めであることから、ABCマートを利用する若年層へのアプローチも図りたい考え。

 店舗面積は約140坪。従来の店舗同様ウッドを基調にした空間の2階には、アウトドア系やライフスタイルアイテムを展開。3階は白を基調に「これからのオッシュマンズ」を表現した空間で、ランニングやトレーニング、ヨガなどのパフォーマンススポーツ、サーフィンをラインアップ。階段壁面には、サーフィン文化の「流行の発信地」である米カリフォルニア州のテイストを取り入れたデザインに仕上げている。

 サーフィンはかねてオッシュマンズの店舗の中でも原宿店が「随一の品ぞろえ」であったことから、新店舗でもそのラインアップを継続。50本以上のボードを扱うという。オープンに合わせて、取り扱う9社でオッシュマンズオリジナル商品を展開しているウエットスーツのフェアも開始。東京オリンピックで銀メダルを獲得した五十嵐カノア選手のサイン入りボードも展示している。

 旧店の半分近くの広さとなることから、取扱商品は絞られるが、「パタゴニア」など主要のブランドや、パンツブランド「グラミチ」、ファッションブランド「チャンピオン」、アウトドアブランド「サウザンドマイル」などの別注アイテムなど、60ブランド商品2000点以上をラインアップ。バイヤーの「セレクト力が大事になってくる」と考え、年に数回足を運ぶアメリカで情報を集め、「日本で知られていない」ブランドや「これから育てていく」ブランドなどを取り扱っていくという。

 シューズは、「ナイキ」「アディダス」はランニングやジム・トレーニング用などを扱うほか、ABCマートでは扱っていない「キーン」などのアウトドア、「オン」「ホカ」などのランニングをラインアップしている。

 営業時間は11時~20時。

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