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サンロッカーズ渋谷、茨城に連勝ならず 「負けを重く受け止めている」

インサイドへアタックし続けたベンドラメ礼生選手(中央)

インサイドへアタックし続けたベンドラメ礼生選手(中央)

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が3月27日、茨城ロボッツ(同、茨城)と対戦した。

積極的にシュートを放ち12得点を挙げた関野剛平選手

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 立ち上がりは、ジョシュ・ハレルソン選手が茨城のシュートを2回ブロックしたほか、茨城の選手にボールを持たせないようにする好守を見せたほか、ディフェンスで注目されることが多い関野選手が3ポイント(P)シュート2本や速攻に走りレイアップを決めるなど第1クオーター(Q)で8得点を挙げ流れをつくった。

 21-17とリードして迎えた第2Qは、拮抗(きっこう)した展開となる。ラインから離れた位置からの3Pを決めた田渡修人選手は、身長差のある選手に対し体を張ってディフェンス。ベンドラメ礼生選手のドライブ(ドリブルでのインサイドへのアタック)からケビン・ジョーンズ選手の得点など一時8点のリードを奪うも、42-38と競った状況で前半を折り返す。

 ベンドラメ選手が「1つ大きな敗因」と挙げた第3Qの入りでミスから失点を許すが、ベンドラメ選手が3Pやドライブからのアシストや得点など攻撃を組み立てたほか、ファウルなどで試合が止まった際には声を上げチームを鼓舞し競り合う。同Q中盤には、チームファウルがかさみ3Pが外れ、リバウンドを取れなくなり逆転を許すも、タイムアウトを取り「まだ時間はある」とチームを落ち着かせると、ダブルチームで茨城のミスを誘ったほか、ジョーンズ選手や田渡選手が茨城のシュートをブロックしたり、ベンドラメ選手がスローインのボールを奪いにいったりチームのスタイルであるディフェンスからリズムをつかむ。攻撃では「どんどんアタックしよう」と、インサイドで得点を重ねた。

「第3Qはどうにかついていき」(伊佐HC)66-65と逆転し最終Qを迎えたが、「メンタルがついていけず、チームディフェンスが機能せず」(同)茨城の外国籍選手2人の得点を抑えられず、78-94で敗れた。攻撃面では「追い上げないといけない状況で早めにシュートを打たないといけなかった」(ベンドラメ選手)こともあり終盤はタフショットが増え得点が伸びなかった。試合を通してドライブが目立ったSR渋谷だったが、ベンドラメ選手は「もっとできたタイミングはあったし、決め切れないシュートもあった」と悔やんだ。

 後半の戦いについて伊佐HCは「ミスから入ってしまい、違う方向に集中が向いてしまい、茨城のエナジーについていけなかった」と振り返った。

 1勝1敗となった今節。ベンドラメ選手は「得たものは特にないかな。今回の負けを重く受け止めている」と言葉少なに振り返り、「チームとして(チャンピオンシップ進出に向けて)崖っぷちでもあるので次の試合に切り替えていきたい」と次節の4月3日・4日、レバンガ北海道戦に意識を向ける。

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