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アルバルク東京が天皇杯3次ラウンドに登場 A千葉との初戦勝利

「得点を取ることを第一に」プレーしたという安藤周人選手(中央奥)

「得点を取ることを第一に」プレーしたという安藤周人選手(中央奥)

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 B1リーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が10月31日、「第97回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」3次ラウンドに登場し、B3リーグ・アルティーリ千葉(同、A千葉)との初戦を96-79で勝利した。

チームハイの19得点アシスト6本などをマークした田中大貴選手

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 「Bリーグ」1部~3部(B1~B3)をはじめ、大学や社会人チームなどが参戦し、「負けたら終わり」のトーナメント形式で戦い日本一を決める天皇杯。32チームが出場する3次ラウンドは、4会場(各8チーム)に分かれ戦い各会場の勝者が4次ラウンドに進出する。

 A東京初戦の相手となったA千葉は、今季B3に加入した新しいチームではあるが、大塚裕土選手や岡田優介選手らB1でプレーした経験を持つ選手も在籍している。A東京のルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)は、異なるカテゴリーのチームで初の対戦となったが「どのチーム・ゲームでもアプローチは同じなので、難しさなどはなかった」と話す。

 試合は立ち上がりから田中大貴選手が積極的に得点を狙いにいったほか、アレックス・カーク選手が精度高くシュートを決めるなど得点を重ねる。安藤周人選手は「得点を取ることを第一に強気で打ったら良い結果につながった」とワイドオープンの3ポイント(P)シュートを2本沈めた。それでもA千葉にも得点を許し28-23と第1クオーター(Q)から点を取り合う。A千葉のミスを誘う好守も見せた第2Qには、一時2桁点差を付けるが、「詰めが甘かった」(安藤選手)と残り約1分から連続で得点を許し46-41で前半を終える。

 後半立ち上がりには田中選手がボールを奪うプレーから得点を挙げたほか、カーク選手がショットブロック(シュートをブロックするプレー)を見せたりスローインでミスを誘発したり、持ち前のディフェンス力を見せた。カーク選手やライアン・ロシター選手、セバスチャン・サイズ選手それぞれがダンクショットを決めるなどインサイドで強さを見せ第3Qだけで32得点を挙げリードを広げることに成功。最終QもA千葉に追い上げを許すことなく勝利を収めた。

 パヴィチェヴィッチHCはA千葉を「B3以上の力を持っていた」と評しつつ、「簡単にスコアを許してしまった所が反省点。我々はディフェンスのチームなので、どのチーム相手でもでも簡単に点数を取られてはいけない。もっと止めるべきだった」と振り返った。

 今季A東京に入団した安藤選手は「チームバスケのルールをしっかり把握できている状況ではなく迷いながらプレーしている部分があって、(リーグ戦で)シュートがことごとく外れている。(天皇杯は)リーグ戦とは別の大会なので、ちょっと気持ちを切り替えた」と自身のプレーを振り返った。A東京がBリーグとなって初めての天皇杯優勝を目指すなか、「今いるチームメートでセバス(=サイズ選手)しか天皇杯の優勝を味わっていなく、セバスがすごく自慢してきたので(笑)まずは優勝したい。一戦一戦自分たちのバスケットを少しずつ積み重ねていけたら」と意気込む。

 11月1日、同じB1の滋賀レイクスターズと3次ラウンド第2戦を戦う。パヴィチェヴィッチHCは「練習ができないので試合中の対応力がキーポイントになる」と話した。

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