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南青山・骨董通りに「レッド・ウィング」直営路面店-ワイズにもバリエーション

骨董通り沿いに面した店舗外観

骨董通り沿いに面した店舗外観

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 南青山・骨董(こっとう)通りに1月10日、米ワークブーツブランド「レッド・ウィング」の直営路面店「Red Wing Shoe Store東京青山店」(港区南青山5、TEL 03-6450-5349)がオープンした。経営はレッド・ウィング・ジャパン(渋谷区恵比寿1)。

日本では同店のみの販売となる「マルーンモハベ」

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 1905年に米ミネソタ州レッドウィングで創業した同ブランド。「made in USA」にこだわり、自社グループの工場で革の開発も行っている。日本では1982(昭和57)年からミドリインターナショナルが日本の総代理店を務め専門店も出店していたが、2005年に米本社の完全子会社となるレッド・ウィング・ジャパンが設立。以降、同社が小売店や専門店への卸で商品を販売してきた。

 しかし、卸先では取扱商品・サイズに限りがあり、特にワイズ(足囲)が合わず購入につながらないなどサイズ面で「弊害が出ていた」という。取扱商品・サイズを充実させるため、初の直営路面店を出店。「ゆっくり的確にフィッティングしてほしい」という思いから、落ち着いた雰囲気の同エリアを出店地に選んだ。

 店舗面積は約35坪。レンガや木目を基調にした店舗はエージング加工を施したり古材を採用したりすることで、ビンテージ感を演出。本国の工場で使っているものと同型のミシンや、裁断前の革、生産工程が分かるディスプレー、過去に生産された商品、過去のカタログなど、「リアリティーのあるもの」「関連性のあるもの」を展示。ソファや計測器、等身大の鏡を用意するフィッティングは最大4カ所用意する。

 取扱店の別注品など以外はフルラインアップする。商品は、「オロラセット」というなめし革を使った代表的なモデル「アイリッシュセッター」(ラウンドトー2万9,820円、モックトー3万2,970円)、創業者の名前が付いたクラシックドレスシリーズで、「フェザーストーン」という革をワックスで仕上げ、ソールにはレザーを使う「ベックマンブーツ」(同3万9,900円、同4万1,790円)など。アジア限定のボルドーの防水性スエードを使った「マルーンモハベ」(同2万9,820円、同3万2,970円)は日本では同店のみの取り扱いとなる。主要定番品目16アイテムについては、それぞれワイズを2~3種(D~EE)用意する。

 同店ではリペアも受け付ける。実際に使っているソールなどサンプルなどを見せながら説明できるのも直営店ならではで、ソールの交換はヒールのみは4,725円、オールソールなどは1万3,650円~。ベルトやステッチなどは別途追加料金で対応する。

 オープン後は20代後半~40代を中心に、長く同ブランドの靴を利用している70代など幅広い層が来店。ストアマネジャーの福田大輔さんは「ちゃんとしたフィッティングを体感していただき、息子など代々受け継いで長く履いてほしい」と話す。「履きやすさ、機能性を追求しているブランドなので、それを認識していただける店にしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は12時~20時。水曜定休。

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