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渋谷・公園通りにコワーキングスペース-クリエーターの利用中心に

内装は「集合」のアイコンも兼ねハチの巣上の六角形を採用した

内装は「集合」のアイコンも兼ねハチの巣上の六角形を採用した

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 渋谷・公園通り、アップルストア渋谷の並びにコワーキングスペース「Connecting The Dots(コネクティング・ザ・ドッツ)」(渋谷区神南1、TEL 050-5806-6534)がオープンして1カ月がたった。経営はデザイン事業を手掛けるインクルードデザイン(同)。

20席を用意するフリー席スペース

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 2009年に独立するまで設計事務所に10年ほど勤めていた同社社長の北川巧さん。デザインや設計関係のクリエーターが先輩の事務所などに間借りしてオフィスをシェアすることは「身近で行われていたこと」だという。北川さん自身、起業後シェアオフィス事業を考えていたが、1年ほど前に「コワーキング」という言葉を知り、そのスタイルが設計事務所勤務時から取り組んでいた「施設利用者同士のコミュニケーションやナレッジ、協業促進などの課題を解決できるのでは」と感じたという。

 店舗面積は30坪。席数はフリー席20席、固定席10席を用意するほか、3人用の商談コーナー2カ所も用意する。自身らで手掛けたという内装は、「集合」のアイコンも兼ねハチの巣状の六角形を採用。間仕切りに国産杉を使などしてシンプルな空間に仕上げ、テーブルの天板や椅子などにカラフルな色を取り入れた。

 クリエーターやデザイナーの利用促進を図るため、一般的なシェアオフィス(=作業に集中しやすいよう個室や間仕切りなど「閉ざされたスペース」)と、コワーキングスペース(=コミュニケーションを促すためのオープンスペース)の双方を取り入れたスペースを心掛けた。

 1デー利用料金は、10時~19時・19時~23時=フリー席各1,000円、固定席各3,000円、10時~23時=フリー席1,500円、固定席4,500円。24時間利用可能な月額会員は、フリー席=1万5,000円~、固定席=5万8,000円~。

 「つながる」をコンセプトにしている同店では、ファッションや設計・プロダクト、作家・ライターなど業種別にメンバー会員カードストラップの色を変えるなど、コミュニケーションを図りやすくする仕組みを導入している。

 オープン後、20~30代のクリエーターやデザイナーの利用が中心で男女比は6対4程度。1デー利用客は延べ200人ほどで、月額会員は20人近くだという。「店名通り、人や情報などを『点』として捉え、『つながる』をテーマにした場所にしていきたい」と北川さん。「より多様性と即応性を持った場、コワーキング自体がソーシャルカンパニーとして機能できたら面白い」と期待を寄せる。

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