渋谷に関連した文言やお題に沿って進む「巨大すごろく」などが体験できるイベント「SHIBUYA WANDERING CRAFT 2026」が現在、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷1)8階「Creative Space 8/」で開かれている。
「発見し、考え、交流すること」を目的に、2014(平成26)年から開催している同所の夏の恒例イベント。毎年異なるテーマを設け、8階の各スペースを横断する形で、ワークショップや展示などの企画を用意する。
今年のテーマは、「滞在と居場所」。メイン企画となる「夏の子は、ハチのように。都市の子は、球のように!」では、隣り合うイベントスペース「8/COURT」とギャラリー「CUBE」に、巨大すごろくや卓球台、積み木などのカラフルな体験型アートが並ぶ。作品を手がけるのは、インスタレーション作家・原倫太郎さんと画家・原游さんによるアーティストユニット「原倫太郎+原游」。
17~8年前からユニットとして活動する二人は、国内の芸術祭や美術館などで、子どもから大人までが遊べるプレーグラウンドをテーマにした体験型作品を発表してきた。今回、新たに手がけた作品「渋谷8の字双六(すごろく)」は、サイコロを振り、渋谷にまつわる文言やお題などに従いながら進んでいくアート。犬やアリ、タヌキなど、東京に生息する生き物を描いたローラー付きの木製パネルをリードで引き「散歩」させながら進むのも特徴。
イラストと共にマスに書かれているのは、「渋谷は谷の街。スペイン坂をグルングルン転がってしまった。2マス戻る」「かつて渋谷ヒカリエの場所には東急文化会館があり、映画館が入っていた。あなたのフェイバリットムービーを教えて」などの文言で、渋谷の歴史や知識を学びながら遊べる。フラフープやけん玉など、体を動かすお題もある。
会場にはほかにも、同ユニットの代表的な作品がずらりと並ぶ。積み木に書かれた言葉を組み合わせてシュールな文章を作る「ロゴスの庭」や、ピンポン球がカラフルな鍋底に当たり音を奏でる「アートな」卓球台など。「引っ付き虫コレクション」は、段ボール製の白い木に、色紙で虫や動物、植物などを作り、粘着剤「ひっつき虫」で貼り付けていくセルフワークショップ。
原さんたちの作品に加え、8階「Creative Lounge MOV」では、昭和のオフィスを再現した体験企画「SHOWA Work, Show a Work. コワーキングで昭和のオフィス体験」を展開。昔ながらのグレーのスチールデスクには、回転式ダイヤルの黒電話や、たばこの吸い殻をガラスで再現した銀色の灰皿などを並べ、「かつてあったオフィス風景」を再現。「昭和」と現在の働き方が比較できる。
このほか、「渋谷○○書店」では「渋谷旅旅書店」と題して書籍を集めるなど、期間中は同フロアの各スペースで関連企画を展開する。
開催時間は11時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。8月30日まで。