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渋谷・アップリンクでホドロフスキー監督新作 自らの青年期描く

「エンドレス・ポエトリー」より©2016 SATORI FILMS, LE SOLEIL FILMS Y LE PACTE

「エンドレス・ポエトリー」より©2016 SATORI FILMS, LE SOLEIL FILMS Y LE PACTE

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 渋谷・宇田川町のミニシアター「アップリンク」(渋谷区宇田川)で11月18日、アレハンドロ・ホドロフスキー監督最新作「エンドレス・ポエトリー」が公開される。

来日時に写真家・菊池茂夫さんが撮影したホドロフスキー監督

 2014年に23年ぶりの新作として公開された「リアリティのダンス」の続編となる今作。

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 ホドロフスキー一家が故郷・トコピージャから首都サンディアゴに移住するところから物語は始まる。父親との亀裂や「自分への自信の無さ」との葛藤に悩む青年期のホドロフスキーさんは、ある日、いとこに連れられて芸術家姉妹の家を訪れる。そこで共同生活を送るダンサーや彫刻家、詩人などに接していくことで、自身が「囚われていた檻」から解放され、詩人としての自己を確立していく青春物語を、虚実を入り交じらせた「マジック・リアリズム」の手法で描く。

 チリ・日本・フランスが共同製作した同作は、クラウド・ファンディングで資金を集めて製作した。「リアリティのダンス」同様、ホドロフスキーさんの長男、ブロンティス・ホドロフスキーさんがアレハンドロさんの父親を、青年となったアレハンドロさんを四男、アダン・ホドロフスキーさんが それぞれ演じている。

 1929年チリ生まれのアレハンドロさんは1967年、パリの作家フェルナンド・アラバールの作品を原作にした「ファンド・アンド・リス (FANDO Y LIS)」で監督デビューし、1970年に発表した「エル・トポ」で脚光を浴びた。昨年、「リアリティのダンス」と未完作品の製作過程を追ったドキュメンタリー「ホドロフスキーのDUNE」(フランク・パヴィッチ監督)の2作を連続公開した。

 アレハンドロさんは「見た人が真の自分を発見する手がかりになる、『生きること』への招待とも言うべき作品」と位置付ける。

 公開に合わせ、同館1階のギャラリーでは今月22日~30日、来日時のアレハンドロさんやアダンさんなどの写真を撮影した、写真家・菊池茂夫さんの写真展を開く。入場無料。