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渋谷駅前「ロクシタン」旗艦店改装 日本初、専用ボトルに詰め替えも

渋谷駅前に位置する店舗外観

渋谷駅前に位置する店舗外観

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 渋谷駅前にある仏コスメブランド「ロクシタン」の旗艦店が4月27日、「L’Occitane SHIBUYA TOKYO」(渋谷区道玄坂2)としてリニューアルオープンする。経営はロクシタンジャポン(千代田区)。

渋谷駅前スクランブル交差点を望むカフェ

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 同ブランドは1976年に南仏プロバンスで誕生し、植物素材とエッセンシャルオイルをベースとする商品を展開する。渋谷の旗艦店は2008(平成20)年に出店し、2018(平成30)年に次ぐ改装となる。

 2026年のブランド誕生50周年に向け、今年から「プロバンスの真のラグジュアリーを体現する」ブランドへのリブランドに着手し、商品パッケージの変更などを進めている。店舗の改装もその一環で、新コンセプトを導入する世界初の店舗となる。木島潤子社長は「特にスクランブル交差点は東京と言えばというアイコニックな場所。国内だけでなく海外のお客さまにも、世界観や伝えたいメッセージを発信するに適している。渋谷だからこそ新しいニュースをいち早く発信したい」と話す。

 店舗面積は3フロア計約390平方メートル。ファサードにはプロバンスを「代表する」花のラベンダーなどの植物の造花を装飾する。1階の物販スペースは、ブラウンのグラデーションの壁面で地層をイメージしたほか、照明はあえて少し明るさを落としてプロバンスの太陽の光をイメージするなど「没入感」を演出。。商品は在庫をたくさん並べるのではなく「ミニマルに」配置するなど「華美ではなくシンプルで上質」「表面的ではなく本質で温かい」と捉える「プロバンスのラグジュアリー」を表現する。エントランス付近はポップアップスペースとして、約3カ月ごとに四季に合わせて商品をアピール。オープン時はフレグランスを特集する。同所にはビジョンも新設した。

 スキンケア、ヘアケア、ボディーケア、ギフトなどカテゴリーごとに商品を展開。特に2階・3階のカフェから渋谷駅前スクランブル交差点が臨めることもあり、他店に比べてインバウンド客の来店が多いことから、忠犬・ハチをデザインしたパッケージと、富士山など日本の「縁起物」をデザインしたパッケージの同店限定シアハンドクリーム(1,760円)を用意する。

 ブランドの「約束」として、かねて植物多様性の保護や「世界の自然にやさしく」、女性の自立支援などに取り組んでいる同ブランド。そのコミットメントにつながる取り組みの一つとして、日本では初めてとなるシャンプーやハンドソープなど5種類を専用のボトル(250ミリ550円、500ミリ880円、ポンプ220円)に詰めて販売する「リフィルファウンテン」を導入。ボトルを購入することで何度でも詰め替えて購入できるようにした。

 2階・3階にはカフェを併設。席数は2フロア計約100席。2階はアトリエをイメージした空間で、仏から直輸入したタイルを職人が手作業で貼ったカウンターやバスケットをシャンデリアに見立てた装飾などを施す。3階は瓶などを飾るラボをイメージした空間で、特に夜間、光が反射するよう天井は鏡面のようになっている。

 プロバンスの要素を取り入れたメニューを提供。黄色い「イモーテル」という花やスモークサーモン、アボカドなどのサラダや発酵バターを使うクロワッサンワッフルのサンドイッチ(以上、1,780円)、クレームブリュレ(980円)などに加え、豆でだしをとり白いんげん豆やソーセージ、豚バラ肉を香味野菜とトマトで煮込む仏南西部の郷土料理「カスレ」(1,780円)やアーモンドクランブルやチョコクランチにマスカルポーネクリームやバラをかたどったマロンクリームなどをあしらうモンブラン(1,180円)を同店限定で提供。新商品に合わせたメニューも展開していく。

 営業時間は10時~21時(カフェは23時まで)。

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