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「恵比寿産ヱビスビール」醸造へ 恵比寿駅に「ホップ農園」、8月収穫

恵比寿駅に出現した「ホップ農園」でホップに肥料をやる参加者

恵比寿駅に出現した「ホップ農園」でホップに肥料をやる参加者

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 「恵比寿産」のヱビスビールを造るプロジェクトの一環として4月24日、JR恵比寿駅東口改札外(2階)でプロジェクト参加者が花壇に植えられたホップに肥料をまいた。

ロープをつたい伸びるホップに肥料をやる様子

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 恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿4)の開業30周年を記念して展開する「みんなでつくるビールプロジェクト」。今月3日に同施設内にオープンしたヱビスビールのブランド体験拠点「YEBISU BREWERY TOKYO(ヱビス・ブルワリー・トウキョウ)」に併設する醸造施設で、ワークショップを通じ「恵比寿発」のビールを造る。

 参加者は、恵比寿ガーデンプレイスタワーに入るオフィスに勤める人やテナントで働く人、ガーデンプレイス内のマンション住民らの中から募集した約30人。同17日にオリエンテーションを行い、プロジェクトが本格始動。24日は小雨降る中、3人が恵比寿駅に出現した「ホップ農園」に足を踏み入れ、ホップの周りに肥料をまいた。

 ホップは、金色のヱビスビールにも使われているドイツ・バイエルン産のアロマホップ「ハラタウトラディション」で、スタッフらが3月中旬に恵比寿駅敷地内の花壇に植えた。収穫時には5~6メートルほどの長さになるため、頭上に向かって斜めにロープを渡し12株を栽培。ホップの葉はすでに50センチ以上に伸びており、スタッフの説明を聞き3人がシャベルも使いながら肥料を与えていった。

 参加者の一人で、ガーデンプレイスタワー38階のおでん店「こんぶや恵比寿」に勤める女性は「過去に一度、クラフトビールを醸造した経験があり、それがすごく面白かった。ビールが大好き。一から造り出していくという大きなプロジェクトに参加できてワクワクしている」と話す。「ホップから造るので愛情もひとしお。毎日仕事帰りに見に来たい」とも。

 プロジェクトでは今後、ビールのコンセプトやネーミング、ラベルデザイン、キャッチコピーなどについて1カ月ごとにワークショップを行い、8月下旬にホップを収穫。9月上旬に育てたホップを含むホップを使い醸造を体験し、10月下旬のお披露目を目指す。

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