専門学校「東京スクール・オブ・ビジネス」（渋谷区代々木1）に現在、学生による期間限定セレクトショップ「彩日和（いろびより）」がオープンしている。

同店を手掛けるショップビジネス科の学生たち

　将来、自身の店を持つことや販売員になることを目指す学生が学ぶショップビジネス科の実習の一環。同科では年に1～2回、学生がコンセプト・ターゲット設定から仕入れ、宣伝、運営までを手掛ける限定店舗をオープンしている。

　同店を手掛けるのは同科1年生20人。マネジャー、バイヤー、プロモーションなど5チームに分かれ、一つの店舗を作り上げている。今回は、「和を身近に感じてほしい」「流行にとらわれずに日本独特の質の良い上品な商品を身に着けてほしい」という思いから、和雑貨・コスメを扱うことに決めた。コアターゲットは25歳の「お金に余裕がある」独身女性。

　場所は同校エントランス近くの実習用スペース「コンパスキューブ」。店舗面積は1坪。エントランスにはのれんを掛けたほか、白を基調にした店内には、すだれや折り鶴を飾るなど和の要素を取り入れている。

　商品を絞ったという今回。取り扱うのは作家4人、メーカー6社からセレクトした15商品。内側に梅やタラコなど具のイラストが描いてあるおにぎり形のがまぐち（作家・7070さん、1,200円）、仏産ロレーヌ岩塩を使った入浴剤「京の天然ばすそると」（市田商店、280円または320円）など。学生が生地と形を指定した別注商品、ハンドメード作家・YUKI'S MUSHROOMさんの「舞妓（まいこ）さんがまぐち」も扱う。

　プロモーションチームの野間柚希さんは「商品だけでなく内装含め、（和雑貨を日常に）取り入れても良いかもと感じてもらえたら」と来店を呼び掛ける。

　営業時間は10時～18時。2月25日まで（22日は休み）。