青山のフレンチ「ブノワ」閉店、オーナー会社アーバン・コーポ倒産で

「ラ・ポルト青山」外観(撮影=2005年2月)

「ラ・ポルト青山」外観(撮影=2005年2月)

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 3つ星シェフ、アラン・デュカスさんがプロデュースするフレンチレストランとして青山で約3年間にわたり営業を続けてきた「BENOIT(ブノワ)」(渋谷区神宮前5)が8月13日、突如閉店した。

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 ブノワは2005年9月、青山通り沿いの商業施設「ラ・ポルト青山」の開業と同時に、同施設最上階にオープン。33歳の若さでミシュラン3つ星を獲得したデュカスさんが手掛ける国内2店舗目のレストランとして話題を集めた。

 店名は、グループ・アラン・デュカスが経営権を取得したパリの老舗ビストロ「ブノワ」から取ったもの。10階、11階の2フロアから成る店にはカフェも併設。レストランではフレンチの中でも地方色の強い地中海料理を提供し、「新感覚ビストロ」を打ち出してきた。

 閉店は、オーナーで不動産会社のアーバンコーポレイション(広島市)の民事再生法の適用申請に伴うもの。アーバンコーポレイションは、店が入居するラ・ポルト青山を開発(その後、ビルの所有権は売却)、同店の経営も手掛けていた。店は同13日のディナーで営業を終了した。

 突然の閉店を惜しむ声が多い中、立ち上げから同店にかかわった桑畠康平ジェネラルマネージャーは「3年間ご愛顧いただき、感謝の気持ちで一杯」と話している。

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