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サンロッカーズ渋谷、連勝5で止まる ベンドラメ礼生選手「学ぶことあった」

前半積極的にドライブを仕掛けたベンドラメ礼生選手(左から3番目)

前半積極的にドライブを仕掛けたベンドラメ礼生選手(左から3番目)

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が10月23日、墨田区総合体育館で宇都宮部レックス(同、宇都宮)と戦った。観客数は2607人。

28点をマークしたチャールズ・ジャクソン選手

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 前回のホーム戦に引き続き、試合前には田渡修人選手とセバスチャン・サイズ選手が台風19号の復興支援への寄付を呼び掛けた。

 試合の立ち上がり、宇都宮の外国籍選手が1人であったことからSR渋谷はアドバンテージを生かそうとチャールズ・ジャクソン選手にボールを入れようとするが、「ちょっとヒートアップしていた」(ジャクソン選手)とミスを連発。伊佐勉ヘッドコーチ(HC)は「リラックスさせよう」とすかさずジャクソン選手をベンチに戻した。「すぐに出すと言われたので切り替えた」というジャクソン選手は30秒程度で再びコートに戻ると、1対1で強さを見せたりリバウンドからのセカンドチャンスを決めたりと躍動。第1クオーター(Q)終盤にはベンドラメ礼生選手が3ポイント(P)シュートに加え、スイッチしてきたディフェンスDFにドライブ(ドリブルでリングにアタックするプレー)に連続で得点を重ね20-19と1点リード。

 第2Qには山内盛久選手が積極的にアタックしたりライアン・ケリー選手や田渡選手がフリーでシュートを決めたり、DFで相手のミスを誘うなど随所で好プレーが見られた一方、マークマンを離してしまい3Pを打たれるなど宇都宮の攻撃を止められず拮抗(きっこう)。試合が動いたのは第3Q、宇都宮のゾーンとマンツーマンを組み合わせたような変則的なDFに「悩んでしまった」(ベンドラメ選手)とリズムをつかめない中、宇都宮に30点を許し13点のビハインドを負う。最終Qにはジャクソン選手がミスマッチを生かしゴール下で得点を重ね追い上げを見せる中、「決めれば盛り上がるし流れも来る」とベンドラメ選手がスチールから3Pを決め4点差まで詰め寄ったが宇都宮を捉えることができず、81-91で敗戦。連勝は5でストップし、今季初黒星となった。

 伊佐HCは「特に前半、宇都宮の変則的なDFにハマってしまい、自分たちのやるべきことを見失っていた部分があり、ミスが出た時に一気にいかれた」と前半を敗因に挙げた。ベンドラメ選手は「前半で42点は取られすぎ」としつつも、「リズムが作れない中でインサイドを見てしまうなど思い展開になり、ドライブするシチュエーションも無かった」と後半に反省点を見いだす。「今回の負けで学ぶことがたくさんあったので、受け止めて次に生かしたい」と意欲を見せた。

 28点をマークしたジャクソン選手は「シュートチャンスがあるところにパスを出してくれたチームメートのおかげ」と振り返りつつ、「DFにプライドを持っているので、90点を許してしまったところが一番の反省点。オーバーヘルプにいってオープンシュートを打たれてしまった点など、細かいところのミスを減らしていきたい」と話した。

 「フラストレーションがたまる試合だった」と話したケリー選手は、15点を挙げたが3Pは25%、2Pは30%とシュート率が落ち込み、「打っている感じも悪くなかったが、自分がいつものように決められなかった」と悔やむ。それでも第3Qの後半にはゴール下でスチールしチャンスを作ると走ってフロントコートに戻り、リバウンドからのセカンドチャンスを決めるなどハッスルプレーも見せた。「ウイニングプレー(=勝ちにつながるプレー)の一つだったと思う。自分やチームメートがやることでお客さんも盛り上がると思うので続けたい」と話した。

 今週末26日・27日には7勝1敗で中地区1位の川崎ブレイブサンダースとホーム青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で戦う。ベンドラメ選手は「後半強さを出してくるチーム。前回千葉に(20点以上の差を)逆転勝ちして勢いに乗っていると思う。そういったチームに勝たないとチャンピオンシップは見えてこないと思うので気合を入れていきたい」と意気込んだ。

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