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バスケ「アルバルク東京」、川崎に一歩及ばず 代々木第一で「オールジャパン」準決勝

ファウルアウトとなったが19得点リバウンド6本とチームを引っ張ったトロイ・ギレンウォーター選手(右)

ファウルアウトとなったが19得点リバウンド6本とチームを引っ張ったトロイ・ギレンウォーター選手(右)

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 代々木第一体育館(渋谷区神南2)で1月8日に開かれた「第92回天皇杯・第83回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)」準決勝で、渋谷をホームタウンにするアルバルク東京(A東京)が川崎ブレイブサンダース(川崎)と対戦した。

積極的にゴールへアタックした田中大貴選手

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 男子はプロバスケットボール「Bリーグ」や大学、社会人チームなどの32チームがトーナメント形式戦い優勝を決める同大会。A東京は筑波大学、仙台89ERSを下し勝ち上がってきた。スターティングメンバ―はディアンテ・ギャレット選手、菊地祥平選手、竹内譲次選手、田中大貴選手、トロイ・ギレンウォーター選手。

 序盤から点の取り合いとなった第1クオーター(Q)は、ギレンウォーター選手の3ポイント(P)シュートを皮切りに、積極的にゴールへアタックしていった田中選手やギャレット選手、アリウープ(空中でパスを受け取ってそのまま決めるシュート)を決めた松井啓十郎選手らの得点で21対17とリード。双方堅いディフェンスを見せた第2Qは、川崎・栗原貴宏選手の3P3本などで33対37と逆転され前半を折り返す。

 後半序盤、川崎ニック・ファジーカス選手の3連続得点で点差を9点に広げられたA東京はすかさずタイムアウト。直後、正中岳城(しょうなか・たけき)選手のディフェンスリバウンドからギレンウォーター選手がフリースロー1本を得る(バスケットカウント)ダンクシュートを決め、中盤には正中選手と田中選手が連続3Pを決め再びリードを奪う。最終Q、ギレンウォーター選手のゴール下や田中選手の3Pでリードを保つも、ジュフ磨々道(ままどう)選手や辻直人選手の連続得点などで再び逆転を許してしまう。残り3分43秒、ギレンウォーター選手がファールアウト(5ファールで退場)となると、川崎・ファジーカス選手を中心に攻め込まれ、残り1分を切り田中選手が3P、ギャレット選手がレイアップとシュートを決めるも一歩及ばず71対78で準決勝敗退となった。

 A東京・伊藤琢磨ヘッドコーチ(HC)は「試合開始から重たい展開が続いたが選手たちは我慢してプレーしてくれた。途中までは川崎のやりたいオフェンスを防げていた」と振り返る。

 準々決勝に続き23得点を挙げた田中選手は「積極的にアタックしようと思っていた」と言い、「ギャレットやトロイが出られない時間帯に、いかに自分がやれるか(がポイント)だった。もう少しやれたのでは」と悔しさをにじませた。伊藤HCが「完璧なディフェンスをしてくれた」と評価した竹内選手は「試合の入り方を意識した。やりたいことをやらせないディフェンスはできていた」としつつ、「自分たちのミスから相手に流れを奪われてしまった」と敗因を分析した。

 A東京は今月17日からリーグ戦が再開する。

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