渋谷で「山形・庄内もっけだフェス」-音楽や食で魅力紹介

2010年開催時の様子

2010年開催時の様子

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 渋谷のライブハウスO-nest(渋谷区円山町)で11月2日、山形・庄内地方の地域おこしフェスティバル「山形・庄内もっけだフェスティバル2013~大音楽芋煮会~」が開催される。

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 山形・酒田出身の阿部彩人さん(33)が実行委員長として開く同フェス。阿部さんは大学入学に伴い上京し、現在も東京に住みサラリーマンとして働いている。地元に住んでいた際には「何もない田舎から早く出たい」と思っていたが、帰省した際などに「風景の美しさや食べ物のおいしさ、言葉のぬくもりなど、山形や庄内にしかない魅力がたくさんあることに気付くようになった」という。

 庄内弁で「ありがとう」を意味する「もっけだ」を旗印に、音楽や食、文化を通じて同地域の魅力を紹介する同イベントは、地元の人たちに庄内地方の「良さを再認識してほしい」「中から地元を盛り上げたい」と2008年に酒田で初開催。阿部さんの東京での仕事が忙しくなったことなどから2010年で終了するも、東京で生活をしていると「山形のおいしい食べ物を知らない人」などが多いことに気が付き、在京者に向けて発信するため今回の開催を決めた。

 会場では当日、酒田出身のタカハシダイスケシェフ(目黒 夢酒 SanMA)による芋煮(小200円、中300円)や、山形産「つや姫」を使ったおにぎり(1個200円)を提供。芋煮は、庄内産の豚肉や酒田市平田の在来野菜である平田赤ネギ、サトイモ、ゴボウなどが入るみそベースの「庄内味」と、牛肉やサトイモ、コンニャクなどが入るしょうゆベースの「内陸味」の2種を用意する。

 ステージでは、酒田出身で、バブルガム・ブラザーズのバックバンドに参加した経歴を持つギタリスト土門秀明さんや、メンバー3人が山形出身の5人組バンドerieなどがライブを行うほか、山形発レーベルZOMBIE FOREVERを主宰するdj koji moriさんがDJとして登場する。

 そのほか、元劇団四季の技術スタッフ鈴木ナナ子さんが制作・指揮、酒田出身の歌手・白崎映美さんが友情出演した庄内弁ドラマ「んめちゃ!」の上映や、「つや姫大使」である大塚玲奈さんや澁谷梨絵さんらが登壇するトークショーなども予定。

 阿部さんは「椅子を用意するラウンジもあるので、子ども連れの方から年配の方まで老若男女問わず来場いただきたい。帰るときに『もっけだの~』と思っていただけるようなイベントにしたい」と意欲を見せる。

 開催時間は16時30分~20時40分ごろ(16時開場)。入場料は、前売り=2,700円、当日=3,000円(別途ドリンク・芋煮代800円が必要)。

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