代官山に和風ライブハウス「晴れたら空に豆まいて」

和風のインテリアで統一されたフロアには傘付きの「桟敷席」も

和風のインテリアで統一されたフロアには傘付きの「桟敷席」も

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 「月見ル君想フ」(港区南青山4)などを手掛けるオーナー、小澤浩さんによるライブハウス「晴れたら空に豆まいて」(渋谷区代官山町、TEL 03-5456-8880)が8月16日、代官山にオープンした。

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 小澤さんは1997年、横浜・関内駅向かいのビルに1号店となる「横浜B.B.ストリート」をオープン。その後、同ライブハウスに併設する形でリハーサル・レコーディングスタジオ「月桃荘スタジオ」を開業し、2004年に「月見ル君想フ」をオープンした。

 「次に店を出すときは、湘南や自由が丘など街に『文化』が感じられる場所と決めていた」(小澤さん)。新しいライブハウスの出店場所は、以前から目を付けていた代官山に決めた。場所は、駅からほど近い八幡通り沿いにあるビルの地下2階。約53坪の空間は「和風」のインテリアで統一。ところどころ穴が開けられた障子の受け付けを抜けると、店内のカウンター横には一段高い造りになっている傘付きの桟敷席が登場する。客席フロアに置かれたヴィンテージのテーブルや椅子も「土間」を意識した高さのないものを採用、グランドピアノが置かれたステージは縁側をイメージしたという。

 店名は、オープン直前に小澤さん自ら命名したもの。店の入口やホームページには同名のタイトルで「晴れたら空に豆まいて 風が吹いたら届くだろ」などのフレーズを綴ったオリジナルの詩も紹介している。小澤さんは「『月見ル~』を作った頃から店名で何かを感じてもらえたらという思いがあった」と話す。今回の店名では「小さいけれど可能性を持った豆と、永遠で大きな存在の空に思いを込めた」という。

 ライブは、「座りながらゆっくりと楽しめるような音が中心」(小澤さん)で、三味線の弾き語りでフジロックフェスティバルにも出演した「うめ吉」さんのライブやブラザートムさん企画のアロハナイトなどがすでに行われたほか、今後はロック歌手、トム・ウェイツさんのトリビュート企画なども開催予定。

 店内では「豆」にちなみ、メキシコ風の「豆のスープ」(700円)や「だだちゃ豆おにぎり」(600円)などの「まめにゅー」も提供、アルコールは泡盛(600円~900円)や各種黒糖焼酎(700円)などを取り揃えている。想定客単価はライブ代金を含め3,500円~4,000円。営業時間は18時30分~24時(出演アーティストによって変更あり)。

晴れたら空に豆まいて

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