新潟県の情報発信拠点「表参道・新潟館ネスパス」（神宮前4、TEL 03-5771-7711）は真向かいにある大型複合施設「表参道ヒルズ」開業に伴う来場者数急増を受けて今年11月下旬、リニューアルオープンする。

　新潟県の産業や文化を伝える首都圏の拠点として2001年6月にオープンした同館は今年2月の表参道ヒルズ開業以降、2月・3月の月平均で既存来場者数（7千～8千人）の5倍近い5万人以上を動員。施設で行う「地ビールフェア」などの恒例イベントでの集客も増え、4月以降も客足は途絶えないという。

施設ではこうした状況を受けて、1階（約225平米）の一部と地下1階の催事スペース（約112平米）を使い、物販スペースを大幅に拡大。県の特産物や飲食サービスを併せて提供できるテナント1店を募集（7月31日まで）し、採用テナントには県産品の試験販売やプロモーションを委託するほか、米や酒、漬け物など県産物約150品目を取り揃える2階の直営アンテナショップ（2005年6月より導入）を1階・地下1階のいずれかに移転・拡張させ、改装後は海産物や直送野菜なども新たに投入する予定。

　青木一栄館長は、「リニューアル後は『食』を切り口に新潟県の良さをアピールしていきたい」とコメント。また、黄色をポイントにした特徴的な外観については、「提案次第では外壁の色も今よりも落ち着いたものに変えるかもしれない」と話していた。

表参道・新潟館ネスパス