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渋谷にカプセルホテル「BookTeaBed」 宿泊スペースの壁一面に本棚

客室フロアにはカプセルベッド(左)と、向かいには本棚一面に書籍が並ぶ

客室フロアにはカプセルベッド(左)と、向かいには本棚一面に書籍が並ぶ

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 カプセルホテル「BookTeaBed(ブッティーベッド、BTB) 渋谷」(渋谷区円山町、TEL 03-6416-1307)が6月3日、渋谷・円山町にオープンした。

エッセーやアート本、漫画などがずらりと並ぶ客室フロア

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 建設業やシェアハウス事業などを手がけ伊豆大島に拠点を置くサンオウファクト(大島町)が、新宿御苑と伊豆大島で展開する自社のホテルブランド「BTB」の新拠点として開いた。場所は松濤郵便局前交差点近くで、「Bunkamura」や飲食ビルなどが並ぶエリア。これまで出店エリアに合わせて宿泊形態を変えてきたなか、今回は周囲に競合が少なく需要も見込めることから、初のカプセルホテルとなる。

 ホテル名にも「Book」「Tea」と入っている通り、ホテルのコンセプトは「本×カフェ×泊まる」。これまでも各ホテルの中に出店してきたカフェは、今回、お笑いタレントで作家の西野亮廣さん率いるコーヒー店「CHIMNEY COFFEE(チムニーコーヒー)」が、桜丘の1号店(桜丘町)に続く2店舗目として1階に入る。客室フロアは2階~5階で、今後は屋上も宿泊者向けやイベントなどで使えるスペースとして開放する予定。

 ベッド数は、2階・3階(男性専用)=各20床、4階・5階(女性専用)=各16床。2段で縦長に連なるカプセルの向かいには、奥行きを生かし壁一面に本棚を配し、小説などの文庫やエッセー、アート関連、漫画などの書籍がずらりと並ぶ。無機質なデザインも多いカプセルホテルに対し、落ち着いた色味や木目などの壁やじゅうたんなどを採用した内装・デザインは、建築家・半田悠人さんが代表を務めるデリシャスカンパニー(荒川区)が手がけた。

 カプセル内には1床につき1台換気扇と貴重品を入れる鍵付きの引き出しを内蔵。靴と手荷物は、本棚の下に設けたベッド向かいの収納を利用する。共用設備は、各フロアにトイレとシャワーブース(2室)を用意。男女でフロアが分かれるため、エレベーターホールと宿泊スペースの間には、暗証番号を入力して出入りする扉を設ける。

 宿泊料金は1泊5,500円(金曜・土曜は6,500円、繁忙期は変動する可能性あり)。バスタオル・フェースタオル・足拭きマット・スリッパ付き。

 15時チェックイン、10時チェックアウト。

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