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アルバルク東京、サンロッカーズ渋谷とのダービー戦制す

22点wマークしたミルコ・ビエリツァ選手(写真奥)

22点wマークしたミルコ・ビエリツァ選手(写真奥)

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)とサンロッカーズ渋谷(同、SR渋谷)が12月26日、アリーナ立川立飛(立川市)で戦った。観客数は2891人。

激しいマッチアップを見せたロバート・サクレ選手とアレックス・カーク選手

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 共に渋谷区をホームタウンに位置付ける両チームのダービー戦となったこの日。今季はすでに3戦し、どの試合も接戦を演じている両チームは、序盤から激しい攻防を見せた。

 A東京はアレックス・カーク選手、SR渋谷はロバート・サクレ選手と両チームのインサイド陣が得点を重ねたほか、A東京は途中出場した馬場雄大選手が出場直後に同窓の同級生でもある杉浦佑成選手のディフェンスをかわしてレイアップを決めるなど躍動。第2クオーター(Q)には、A東京得意のピック&ロール(スクリーンを使ったオフェンスの一種)からの得点が光り、カーク選手は3ポイント(P)シュート3本を決めるなど得点力を見せた。

 試合が動いた第3Q。SR渋谷のミスから小島元基選手が速攻を仕掛けファウルを誘い、SR渋谷・広瀬健太選手がロングレンジの3Pを決めると、A東京は田中大貴選手が応戦。田中選手はリバウンドから走りレイアップを決めたほか、スチール(ボールを奪うプレー)からミルコ・ビエリツァ選手がダンクを決めるなど、A東京の速攻が連続で決まり62-49とA東京がリードに成功。

 SR渋谷が猛攻を見せた最終Q。開始直後に杉浦選手がゴール下に飛び込んだりフリーの3Pを決めたり反撃の口火を切る。一進一退の攻防が続くも、終盤にディフェンスリバウンドからのチャンスにサクレ選手が3Pを決め、「3Qで打てるタイミングで打たなかった」ことから積極的に打っていったベンドラメ礼生選手の3Pも決まるがゲームオーバー。77-74でA東京が勝利。ダービー戦4戦4勝となった。

 A東京ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)は「サンロッカーズとの4戦はタフな試合ばかりで、4連勝できているがどれも簡単ではなかった」と言い、「チーム全員で相手のやりたいプレーを抑えるようにディフェンスを意識して戦った結果。ターンオーバー(ミス)からの21点を挙げられたので、ディフェンスのレベルは良かった」と選手たちを評価した。

 ビエリツァ選手も、自身がマッチアップしたライアン・ケリー選手を12点に抑えたことについて「抑えるポイントだったのでディフェンスが機能したのでは」と手応えを感じさせた。この日は22点を挙げヒーローに選ばれた。「重要な試合で自分の仕事ができて勝利に貢献できてよかった。けがから復帰してからは徐々に調子も上がってきていて、いいパフォーマンスができている。今後の試合でも自分のいいところを出していきたい」と意欲を見せた。

 SR渋谷の伊佐勉HCは「数字上はクロスゲームだが、終始A東京のペースだった」と総括。第3Qについて「ディフェンスのプレッシャーレベルが引きあがり、シュートエリアでパスがもらえずタフショットになり、パスミスも起きて走られた。それだけでなくリバウンドでつながれてダブルパンチとなった」と振り返りつつ、「リバウンドを取れ始めてからは自分たちのリズムになった。後半修正したところは指示通りやっていたので、(A東京の)リバウンドが2・3本少なかったらまた違う展開になっていたのでは」と話した。

 ベンドラメ選手は「試合を通してターンオーバーが多く、自分たちの自滅だった。点差が離れていく中で走られ、勢いに乗せてしまった」と悔やんだ。

 A東京は今節が年内最後のホームゲームで、次節29日・30日はレバンガ北海道とアウェーで戦う。SR渋谷は次節29日・30日はホーム青山学院記念館(渋谷区渋谷4)でライジングゼファー福岡と戦う。

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