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SHIBUYA109で初売り モデル監修福袋登場、開店前に1600人が列

多くの来館客でにぎわう館内

多くの来館客でにぎわう館内

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 SHIBUYA109(渋谷区道玄坂2、以下109)で1月2日、初売りが行われ、福袋やバーゲン目当ての客が行列をつくった。

恒例となっているエントランスでの福袋の中身交換会

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 例年、前日から並ぶ「徹夜組」も多く見られる同館の初売り。今年福袋を用意したのは84ブランドで、うち24ブランドが同館限定商品を用意。初の試みとして、モデルの藤田ニコルさんと八木アリサさんがプロデュースした「トータルコーデ福袋」も企画した。

 例年通り、開店時刻を前倒ししてオープンしたが、今年の全館オープンは8時と2~3年前よりは1時間遅い。近年はECサイトや店頭で事前に福袋を予約購入する人などが増え、オープン後に来店する客が増えている傾向があるという。この日は、オープン前に約1600人が並んだ。

 行列の先頭は、中学生の妹の代理で来たという都内在住の田中優大さん(18)ら男性3人組。藤田さんのトータルコーデ福袋が狙いで「やるなら1番に並びたい」と元日18時ごろに来館した。八木さんのトータルコーデ福袋を求めて初参加したのは山口玲音(れいん)さん(16)。待機列ができる時間や場所が分からなかったため、元日15時30分ごろ渋谷に来て20時ごろから行列に並んだ。付き添っていた母親の実香さんは「祭りに参加する気持ちで、老体にむちを打ってきた」と笑う。寝袋やホッカイロを持参したが「一睡もできなかった」と言いながらも「一生に一度の経験として話のネタにもなる」と冗談交じりに話した。

 オープンと同時に多くの客が館内に足を踏み入れると、警備員らが「走らないでください」「ゆっくり進んでください」と呼び掛ける声や、館内各ショップ店員の「福袋こちらです」などの声で館内はにぎわいを見せた。6時から「ミツマル イング プレミアムストア」が先陣を切って地下2階特設会場で販売を始めたほか、「セシルマクビー」が特設会場で福袋販売を行うなど混雑回避を図った。

 8時30分ごろから同館エントランス付近の広場では、中身をチェックする福袋購入客の姿が見え始め、自然と趣味やサイズが合わない服などを交換し合う恒例の「交換会」が始まった。それぞれ2~3ブランドの福袋を購入していた村山莉香子さんと島上萌さん(17)は、福袋の中身は「80%くらい」と満足度は高かったが、交換会で「100%にしたい」と意気込んでいた。年々、外国人の姿も増える中、ロシアからの留学生リサさん(21)は現在住んでいる仙台から足を運んだ。「何が入っているのか分からないから楽しい」と話し、「カワイイ~」と言いながら、福袋の中身をあらためていた。

 営業時間は10時~21時。

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